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2021年 04月 27日 火曜日

例えば、この頃は男子も座り小便をするから、その辺の事も考えようというように… 和やかな座だったのは、関係三者による課題の再確認。早く成就するよう祈った25分は、あっという間だった。

実は、以前からその声を聞かされていたのだが、東灘区の保久良登山会と保久良山関係者から、山上(金鳥山中腹)にあるトイレが現在和式で小さく、便がはみ出したり、高齢者がかがむのに難儀しているので、洋式に変更して欲しいとの陳情があった。

私は、この件に手を付けるにしても、関係者一同が今までの経過を確認しておく必要があると思うがゆえに、いったい誰が、どの団体の方々が仰っているのか分からず、様子を見ていた。

単にトイレを変更するだけじゃないかと思われるかも知れないが、さにあらず。それには、水道の所有管理や、維持費を地元から市に移管するといった経過をたどり、手続きする必要があった。トイレだけとっても、同じく市に移管する上において、市長と地元との約束があり、それを再確認しなくてはならない。

つまり、このトイレと水道を上手く管理するには、登山会の皆様を主とする使用者と、地元保久良登山会の酒井健雄 会長、保久良神社の宗田匡弘 宮総代、北畑天王講の西川義信 講長、北畑評議会の谷雅明 会長、同 中西輝夫 相談役、そして、保久良登山会魚本富郎の方々と市 … 森林整備事務所と東灘区役所が一体となって、それぞれの立場で協調するのが前提である。

使用者と地元は、きれいに使用し管理する。水道に関しても、適正に使用し安全に管理する。つまり、関係三者によって、市民が快適に使用できる状態を保とうという思いを、常に共有し続ける必要がある。

私はここまで来るのに五年間、水道移管を含めてお手伝いをしてきただけに、よく分かっているつもりだ。各人がそれぞれ訴えられるのは権利として当然だが、経過と前提を認識して、後継者に受け継いで欲しい。

幸い、関係者が4月23日北畑会館に集まって、和やかに再認識出来た。市からも、森林整備事務所長と副所長が来て下さって、前向きな発言も頂いた。これできっと、トイレも洋式化できると思う。

大切なのは、このような新しい行政が行われる時に、市長と市民の約束事を忘れない事だ。今回も、十年先にもし、トイレがきれいに維持出来なくなっていたとして、それを市の責任だと言われたら、市は閉鎖すると言えば良いのだ。文書化していなくても、そうした約束なのだからと、このブログ記事を見せても良い。

詮索や想像、推量や決めつけでは、何も解決できない。何か事情が変わって約束の内容を変更する、しなくてはならないような時は、関係者が今回のように集い、和やかに話し合うべきなのだ。そうしないと、継続性が担保されなくなる。と、いうのも、このようなケースはたくさんあって、心配しているケースも、かなりある。御影のだんじり広場も、その一つだ。

でき上るまでの経緯やそこでなされた約束を守って、いつまで協調を持って、歳月を超えて、後に続く方々の役に立つようにしていっていただきたいと、願っている。

写真
関係者による、和やかな話し合い