Skip to main content.

2021年 03月 23日 火曜日

いずれにしても、神戸のだんじりの歴史上大きなステップが踏み出され、子供たちや各方面の方々が… 多くを学んでくださると、そう思うのは、神戸市の念願だった「だんじり記念館(仮称)」のこと。

これについて、「一般財団法人住吉学園による建設が決定しました」と報告があったのだが、その広報が解禁され、記者発表も済んだので、ようやく嬉しい話をここに記せる。

東灘区住吉宮町7丁目2番6の住吉幼稚園跡地について、市は「だんじり等東灘の歴史・伝統文化発信施設」として活用して下さる企業や団体、個人を公募していた。私は、心中「住吉学園に落札して欲しい」と願っていたが、立場上難しい面もあり、傍観せざるを得なかった。説明会に8社が参加した懸案で、買い戻し条件等も考慮して、興味を持たれたのかもしれないが、それだけになおさら、本当に心配になっていた。

形だけのだんじり記念館で終わって欲しくなどないから、だんじりをよく知り、本当にその価値と伝統を大切にして下さる方に造って欲しかったので、本当に嬉しいのだ。総事業費は、40億4千9百万円。その内訳は、用地費が12億3千2百万円に、建設費が28億1千6百万円。2023年11月頃の開業が、予定されている。

落札は、6人からなる「東灘区の市有地活用における歴史文化施設設置運営事業者評価委員会」で選ばれた結果だ。私と同じ意見も出たらしいが、住吉学園さんの提案完成予想図で見た限り、表からは、だんじり記念館の雰囲気があまり伝わらない。付帯意見にも「地域のシンボルとなる文化施設に相応しい意匠,景観となるように創意工夫を行うこと」とあることだし、一見して、それと分かるようにして欲しい。

さっそく竹田統代表理事にお礼を申し上げ、「住吉だけのものでなく、神戸市の記念館として欲しい」とお願いした。よく理解されて、考えて頂けると思っている。住吉学園に、感謝したい。
応札案イメージ
応札案イメージ
応札案イメージ