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2021年 02月 26日 金曜日

もちろん、指定管理者や区役所などの、細心の心配りの結果だとも思っているが… ちょっぴり、「東灘区民の文化度が高いから」もあるかな、と鼻を高くしたのは、図書館のこと。

というのは、先日、神戸中央図書館の岡田館長が、近々オープンする須磨区の名谷図書館の完成予想図を携えて、その内容を報告に来て下さり、そこで東灘図書館の事も話題になったのだ。びっくりしたのは、貸出数では東灘図書館が一番多く、年間29万人だという事。二位は西図書館で、26.8万人。以下、三位 三宮図書館23万人、四位 灘図書館22.9万人、五位は生田区の中央図書館で、22.6万人だそうだ。部屋の稼働率など色々な面を加味しても、全11館中でトップを走っているというのである。

東灘図書館が新築される時、東灘区選出議員で何回も会議を持ち、町の中心になるように、人々が集まれるものにしようと議論したのを思い出した。東灘区らしい図書館 ─ 例えば、酒関係では日本一だとか、だんじりなど根付いた文化についても考慮いただいた。さらに、駐車料金にも、短い時間への小刻みな制度など、工夫して頂いた。結果、全11館中でトップの、あの時に目指したような図書館になっていた。

新しい名谷図書館には、キッズコーナーやグループ学習室等色々な工夫があって、今の時流にふさわしい図書館になっている。東灘図書館も、まだまだ工夫を続けて、区民の文化的な求め、知的要求に応じ続けて欲しいと願っている。「文化度」はハコではなく、人の活動で決まるのだから。
写真 東灘図書館