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2020年 12月 04日 金曜日

町の中には、人知れずコツコツと、他の人々のために様々に尽くして下さっている方々がおられる。年に5~6回、地域の事で懇談したり相談に乗ったりして気の合う… 魚崎の魚本さんも、そんなお一人だ。今回、自民党議員団室に私をお訪ね下さったのは、12月2日午後2時半。ご自分が所属されている保久良登山会が利用する保久良夢広場へ向かうのに通る登山道の、改修の件だった。私も、六甲砂防事務所の横田支所長にお願いし、御厚情を頂いた。

現地写真
現地は、30m位の急勾配の登山道で足場が悪く、足を挫いたり転倒するといった恐れがあるほどの、荒れた道になっている。保久良登山会の洒井会長と魚本さんが足を運んで陳情された事もあって、10月29日に所長が関係者と現地を調査して下さった。結果、良い方向にいくようで、うまくいけば、来年の1~2月に工事に入って下さるらしい。

そこは、そもそもは国有地だったのを、東灘区役所との提携で市民の広場とし、健康・学習・憩いの場として活用するようにしたところ。「子どもたちが自然とふれあえる里山づくり」であり、嬉しい事に、今では前田さんが中心となられ、保久良夢ひろば利用者ネットワークが中心となっての清掃活動やイベントで、市民のために大変役立っているとご報告下さった。

私も、よくボーイスカウトが活動の場として利用していて、正月には国旗を揚げたりしていたのを覚えているが、一所懸命に訴えられる魚本さんを拝見して、老後、地域のためにあれこれやって下さっているのに心を打たれた。

彼は、区役所に、もっと六甲砂防事務所と真剣に協力しあって欲しいと言う。もっともな事で、六甲砂防事務所は、実に東灘区に貢献して下さっている。大雨の時、六甲の麓で大きな崖崩れなど土砂災害が起きないのは、六甲砂防事務所のお蔭。私は、感謝のシンポジウムに参加した事があった。さらに、木下和彦さんという方が「亀の散歩」と称して、「好きな時に東灘区の歴史を散歩し、スタンプを集め、楽しみながら健康を守るという、コロナ禍の時代に合った企画を進めておられる」と絶賛し、写真を見せて下さった。ありがたい事だと、私も感謝した。

かくて、多くの方々が各々の場所で、それぞれのできることで、コロナ禍を乗り切るための大きな力になっておられるのを知ったのだった。保久良夢広場は限られた場所だけれど、そこを中心とした人々のつながりは、仮想の夢広場とでも呼びたいほど、もっともっ広く大きいようだ。

写真 魚本さんと