Skip to main content.

2020年 10月 05日 月曜日

二百人もの方々が満月に見守られ、幸せな一時を過ごし、平和は、良いと感じたのは… なんと神仏合同で行われた、弓弦羽神社御鎮座1170年奉祝記念事業。

風格ある、1170年の歴史をもつ総殿を主とした、優美な社が照明で荘厳さを増した、十月二日の夜。境内の、深紅の絨毯を敷いた舞台に、宮司五人と須磨寺小池弘三貫主、僧侶四人が登場した。

宮司郡が大祓詞を奉唱し、須磨寺の僧は般若心経を読唱。それはそれは、見事なコンビネーションだった。どちらも聞きなれたもので、まさに我々のDNAが神仏連合で、しっかり根付いた文化なんだと、改めて思い知った瞬間だった。

続いて、観世流の河村浩太郎氏と河村和晃氏、お二人の能楽師による能が奉納された。一瞬の隙もない見事な足運びと、百変化する能面の不思議に。感動。

最後に挨拶に立った須磨寺の小池弘三貫主が「お経をあげたらお布施を頂くが、拍手を貰ったのは初めて」との冗談で、コロナ禍のため三百人から二百人に減らされた、それでも集った方々の張りつめた空気を和まされた。安達市議に「上手いですね」と言うと、「いつもあのように、温和で良い方なんですよ」と教えてくれた。

澤田政泰宮司は、「1170年の継承者としての自覚を持って、宗派・宗教を超えて『自然神』を祀る」とされて、人類が抱くべき自然と神への畏敬の念について、淡々と語り始められた。私は、大成功の区切りの式典になったと思った。

ふと空を見上げると、星々がきらめく中、満月が一際美しく輝いていて、悠久の歴史の流れ…1170年の歴史と日本人を感じた。私と安達市議の前に座っていた久元市長も「いいですね」と一言。あっという間の、約一時間だった。
写真
境内での記念写真 (撮影の間だけマスクを外しました)