Skip to main content.

2009年 08月 31日 月曜日


▲市議団集合
市議会の自民党控室に、勉強会で議員が集った。皆、落胆した表情。私と団長が「元気を出していこう。我々は市民の為にある、選挙の為ではない」と呼び掛けたが、そんな事は分かっているという風。皆の方が、腹が据わっているようだ。 今日の会は、水道局の決算について。

団長が「職員の数を減らして、予算もカットしてと、皆さんの努力で頑張ってくれているが、ここまで絞っても市民サービスが低下していないのはなぜか」と聞く。当局の答えは「我々の仕事のできる範囲で、民間にお任せしている」。私が「民営化しても水道局はできるな」と正すと、当局は個人的な発言として前置きし「やれると思います。ただフランス企業に委託した民営化がうまくいかず、市が買い戻した例があります。民間では、市民が不安がると思われます」という答えが返ってきた。諸外国の事情はともかく、役所が安心で正義であるという感覚が市民にあると思っている、その役所の資質こそが、問題。市民はそこまで役所を信じているかどうか…


▲水道局の決算報告
現在、神戸市の水道の75%は阪神水道企業団から買っている。市で水道水を製造しているのは千刈ダムの約20%と布引で5%だが、これに大変な費用がかかっている。水源以外の仕事は、水の安全、質の確保、送水管の安全管理であるが、これにも莫大な費用がかかっている。民間にさせれば、かなりのコストダウンができると反論したが、民主党政権になり、役人を守る立場では、まず民営化はあり得ないだろう。

団長と私がふと溜息をついた。今までバスの民営化、保育所の民営化等、じわじわと市長も苦労して民営化を続け、市の財政を黒字にしてくれたのに、又時代が逆行するかもしれない。果たして、これから市政はどうなるのだろう。民主党政権が地方に与える影響を見守りたい。