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2020年 09月 11日 金曜日

議会は、できるだけの支援をするべきだと強く思ったのは… ポートアイランドにある理化学研究所計算科学研究センター、そして、世界一のスーパーコンピューター「富岳」だ。

見学したのは、去る9月9日。前の「京」と同じ場所なのですぐに行けると思い、インターネットで調べて頂いて代表番号を車のナビに入れると、とんでもない所に行き着いた。その代表番号に電話すると、詳しくはネットでご覧くださいとの案内で、堂々巡り。

ITに弱い私はタクシーの運転手さんに聞いたが、「理研…?」との反応。苦戦して30分かかったが、幸い、自分の欠点を補うために、いつも早く出るようにしているので、約束の15分前には到着できた。

かつて事業仕分けで蓮舫議員が「二位じゃダメなんでしょうか」と質問した時、ノーベル賞学者が集まって、一位でなくてはならないと反発した。理研は今回も本当に頑張って、史上初の世界スパコンランキング四冠、四部門で世界一を獲得し、さらに、部分運用を一年前倒しで始めることで、新型コロナウィルス対策で活躍しており、神戸の名を上げてくださった。まさに、神戸の宝物である。

かつて、このコンピューターの獲得に仙台市など五箇所の間で競争をしたが、政治的な力の弱い神戸がよく獲得できたものだ。当時、ご尽力下さった方々に感謝したい。

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だが、残念ながら、実物を拝見したところで、何がなんだか全く分からない。テニスコート11面分の広さで柱が無く、等間隔にコンピューターが並んでいて、その90%は水冷。室内は20度に保たれている。柱が無いのが重要で、コンピューター間の連絡の速さが違ってくるという。この分野に詳しい平野議員(兵庫区)は、「色々見ましたが、やはりケタが違う」と興味津々の様子だった。

私はむしろ、研究者の方々の「人物」に興味を抱いた。松岡 聡センター長は、見るからに研究者。一生懸命に説明して下さるその様子に、なにか、一途な子供心をそのまま持って大きくなられたような、純粋な真人間といった佇まいが感じられた。

他の研究者の皆さんも、大方同じようだ。私たち政治の世界にはあまり見られない方々に出会えて、嬉しかった。ただただ、「ありがとう」と、感謝したい。純粋な真人間の方々が支えておられる、世界の頂点に上り詰めた富嶽だった。