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2020年 09月 05日 土曜日

一昨年の「平成30年台風第12号 ジョンダリ」で被災してから、びた1cmも改良されていない、東灘区の一角。周辺の方々も… 甲南医療センターも、荒木マンションの方々も、さぞや心配されているだろうと、そう思うのは、台風10号が迫っているからだ。

最大級の警戒をと報じられていて、私たちの神戸市には、6・7日にわたって影響すると思われる。私も気になるところがあって、立看板の補修や、ガレージの点検を行った。

東灘区で気がかりなのは、住吉川・高橋川・甲南台・本山荘園に、第三工区と材木団地。さらに、甲南医療センターに通じるバス道だ。

12号で崖崩れを起こし、公道が一ヶ月以上通行できなくなって、多くの人々が通勤通学で迂回を余儀なくされた。甲南医療センターでは、緊急車輌が迂回する始末で、患者さんが激減した。(写真は末尾に)

南側の荒木マンションでは、入居者が避難された。全国で見れば、そうした例は多くあると思うが、神戸市は税金で土砂を取り、法面を石ブロックで押さえて応急補修した。つまり、完全に補修したのではない。

しかし、土地の所有者の方は、なんら手を打って下さる様子もなく、お詫びの気持ちも伝わってこない。もし、これ以上税金を投入しざるを得ないとお考えなら、先ず、管理不足についての説明が求められる。

神戸市は、土地所有者の名前を公開していない。かくて、市民の命を守るためにやむなく、税金を投入し、お願いして工事をさせて頂く事になる。

世の中には、迷惑はかけられないと自腹を切って保全に努めておられる方々だって、少なくない。いや、大半はそうだろう。つくづく、世の中は不公平だと思う。関係する誰もが、次の被災を心配されているはずだ。私も、心配でならない。
写真 当時の現場
▲ 平成30年台風第12号の爪痕 荒木マンション北側