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2020年 07月 03日 金曜日

はじめは本当に出来るのかと思ったが、行政力とは凄いと感じさせられた、数々の思い出がある、大事な件。一度も… 強制執行は無かったと思うし、組織的な反対運動もなかった。お陰で、どんなに便利になった事か。芦屋や西宮や尼崎に行けば、それが分かる。なにしろ、11箇所もの踏切が廃止されたのだ。

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それは、阪神電車の高架化に伴う北側10m道路の完成に向けてのこと。都市局の山地部長と吉田課長が、今日7月3日、午後遅くにわざわざパンフレットを持って、説明に来て下さって、私は胸がつまった。10m道路と高架下の使い方が決まれば、ついに、30年間の苦労が報われる。完成するのは、2022年になるという。私の議員生活での活動期間中に始まって、終わるのである。

行政も地域の人々も、よく頑張って下さった。10m道路は双方向通行で、内5mが車道、残り5mの内2.5mが歩道で、2mが自転車専用道路となる。高架下の利用は、神戸市が15%。これは、公園や駐輪場、交番等、公的に利用される。地域の人々の意見を参考にしたいと、明るく根性のある山地部長と吉田課長がご報告下さった。山地部長は、さらに10m道路を無電柱化したいとも語った。

きっと彼は、水面下で市民のために、関電と交渉しているのだろう。規模も役割も違うが、まるで、大好きな黒沢映画「生きる」のブランコだ。まだまだJRも阪急もあるが、次の時代の人たちが、きっとやって下さるだろうと信じている。踏切事故も、踏切待ちもない円滑な交通環境に、電柱のない広い空が、将来の神戸に待っているのである。
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深江高架駅が姿を見せたのは、5年前。長い期間だったが、ようやく報われる