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2020年 06月 02日 火曜日

色々な努力をした上での判断だったのか、とても残念でならないが、でも、仕方がない… そう思うのは、神戸市が、須磨・アジュール舞子の海水浴場を今年は開設しないとした事だ。

5月27日に神戸市が発表したのだが、この件はずっと気にかかっていた。

理由を聞くと、近隣の海水浴場が閉鎖する中、須磨だけ海開きとなると大勢がやって来て、三密が避けられない。さらに、ライフセーバー等の訓練・研修も出来ていないので、海水浴場としての安全確保が出来ないとされていて、なるほどと思える。

私はやむを得ない事として承知するものの、開設する為の工夫や努力をどの程度、どうやって下さったのか知りたいところだと感じている。

水際で遊ぶのは自由とされていて、ちょっとは救われるが、多数が来られる問題については、人数制限を行う方法はなかったのだろうか。ライフセーバーの件では、人数は20人程度であり、大学の水泳部の方や海上自衛隊にお願いして助けてもらうなど、多くのご家族や子供たちのために、せめて少しの間だけでも、開設出来なかったのだろうかと、残念でならない。

甲子園の高校野球にしても、中止にした方が安全で責任からは逃れられるだろうが、出来るだけ安全に実行する術はなかったのだろうかと、そう思ってしまう。

海岸で遊ばれるご家族連れには、十分に安全に配慮された上で、貴重な一夏の、一日の思い出を刻んでいただきたい。それもこれも、失われるであろう今年の夏という、人々が新型コロナウィルスとの闘いで払い、これからも払うであろう、あまりにも大きな文化的代償の一部なのだ。コロナ後として頭を切り替えようにも、人は、そうコロリと変われはしない ─ それは、第二波を考えると怖いところでもあるのだが…。

COVID19
この透過型電子顕微鏡画像は、米国で患者から分離されたSARS-CoV-2(2019-nCoV、COVID-19を引き起こすウイルス)を示している。ウイルス粒子が、研究室で培養された細胞の表面から出現しているのが示されている。 ウイルス粒子の外縁にあるスパイクは、コロナウイルスにコロナ(王冠)と名付けられた所以である。Credit: NIAID-RML
NIAID - https://www.flickr.com/photos/niaid/49534865371/, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87484997による