Skip to main content.

2009年 08月 27日 木曜日


▲警備会社へ電話。
昨日の「真夜中の警報ベル」について、未だに怒りが収まらない。そこで、思い切って警備会社へ身分を言わず電話を入れた。

  1. 原因が判明したのか

  2. 対応が遅かったのはなぜか

  3. 近隣の方々への説明、または謝罪はないのか


の3点を聞きたかった。

▲この管理パネルに振り回された
私の問い合わせに対し、警備会社は「原因などについては警察と消防が調べる。対応が遅かったとは思っていない。近隣への説明、または謝罪についてはするべきと思っている」…。私は理解できず「そんなバカな。貴社は対価を取ってマンションの生命財産を守っている。そんな会社が、夜中にあの大きな警報ベルで周辺の人々を驚かせて…。本当の火災だったら、あのベルが多いに人々を助け、役にたったとは思うが、今回は違っていた。それはそれで、幸いではある。しかし、原因をちゃんと調べておかないと、今度ベルが鳴っても人々は驚かない。オオカミ少年になってしまう。貴社にその義務は無いのか」と聞いた。

返ってきたのは「われわれは警察と消防に協力して、市民を守っている」という、訳の分からないマニュアル通りの答え。いろいろとやりとりした挙げ句、やっと「管理会社を通じて調査をします」という返事を引き出した。「そう言えば管理会社は駆け付けて来なかったが」と聞くと、朝になって報告したという。そこで、管理会社の神戸支店に電話をすると、あのマンションは大阪の社に管理させているとの答え。多忙でしばし間が開き、午後6時になって再度電話すると、勤務外になっていた。

消防に電話を入れてみると、原因の調査は管理会社、または警備会社がするのが原則なのだそうだ。警察に聞くと「ハ〜、調査の結果ぐらいは来ると思いますが…」。消防も警察も、本当によくやって下さって感謝しているが、できれば調査結果くらい、報告を義務付けたらどうだ。

▲重たい装備を背負った消防士
消防車が出動し、消防士が重たい装備を身につけて、非常階段を1階から5階まで何回も駆け上がった。警察官4人は各部屋をくまなく点検して下さった。なのに、原因はまだ分からないらしい。こんなに大騒ぎした事も、小さな町の一瞬の出来事として消え去っていくのか。

けれども、、私も多くの事を学んた。都市は決して安全ではなく、原因不明のまま済ましている事が存外に多そうだ。対価を取っている会社が責任を転嫁し、次への教訓として学ぼうとする意思に欠ける。だから、はなっから言い訳ばかりして、逃げようとする。誰しもそうだけれど、直接生命にかかわる仕事 ─ 医師や航空・船舶・薬等は、もっと学び、その教訓を生かしてほしい。私も、いつも学びたいと思っている。