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2020年 03月 13日 金曜日

5人の教育委員について、その職歴など人柄やお考えの分かる情報を議会にいただくのはもとより、その任命のやり方を含め、考えてみる時期がきたのではないかと思ったのは… 3月12日の総括質疑。我が党は、河南議員(中央区)が会派を代表し、大きく6点について市長に質した。それらの中で特に重要だと思ったのは、教育委員会の在り方の問題だった。

教育委員とは、教育の政治的中立性と安定性を確保するため、地方公共団体から独立して設置される会議制の執行機関となっている。いわゆる、神戸教育の方針や基本的な考え方を示す方々で、5人おられる。

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そこで、3月6日の予算特別委員会 第1分科会で、この神戸教育の大切な時期に、あらゆる面で教育委員の顔が見えないが、この件について、どのような考えをしておられるのか? また、指示を出して下さっているのか? 議会の意見は届いて、参考にして頂いているのか? 全く分からない。議会で色々議論しても、それはまた別などとなっているのではないか、不安だとして、
「市長が議会に任命の同意を求めるにあたり、推薦する方々を議会の総括で考え方や夢や経験など、せめて10分ずつくらいは聞かせて頂きたい」
と質問したところ、長田教育長は
「議会が希望なら、考えてもいいと思う」
と答弁した。

今回の河南議員の質問は、「教育委員の方々は、私たちより秘密を知り得るし、その必要も認めるが、それが外部に出るような事があれば困る」といった趣旨であった。

いずれにしても、「人格高潔で教育、学校及び文化について識見を有する方を、市長が私たち議会の同意を得て任命し、任期は4年」というだけの今のありようでは、諸々の出来事に鑑みて、もはや覚束ないのではないだろうか。
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