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2020年 02月 14日 金曜日

そんな事は表に出さないが、私も、神戸の悪い所について、議会が… もっともっと考えねばならないと思いながら、日々過ごしている。なんでこんな話をするかといえば、神戸パチスロ4児置き去りの件があったからだ。

2月13日の朝日、14日の毎日と立て続けに、置き去りで三男が死亡したあの事件で両親が起訴されたと報じられ、心が痛んでいる。

私は「神戸市こどもを虐待から守る条例」を議員提案。この条例は、平成31年2月18日に可決成立した。その時、勉強会で座長を務め、懸命に研究学習して、神戸では絶対に虐待で死亡者を出さないぞと強い決意をしていただけに、深い責任を感じて、落ち込むのだ。

なぜ、要観察として厳重に注視していたのに死に至ったのか、検証しているのか? 検証しているなら、いつ結果が出るのかとこども家庭局に聞いた。「出来る限り頑張っていたのだが、やむを得なかった。検証については、できるだけ早く結果を出して、再発防止に努めたい」との事だった。これは、その通りだと思えたし、そうしていただきたい。

あれだけ穴がないように条例を作ったつもりだったのだが、条例や組織とかの仕組みでは防ぎきれない事だったようだ。関係者も、全力を尽くされているし、私が担当者でも発見できなかったと思う。

しかし、20年前の消防局の審査で私は、高齢者や障害者の焼死者を出すと怒った。弱者を守れない消防力は、考えられなかったからだ。それをずっと言い続けていると、ある消防の係長さんが「安井議員はいつもそう言って怒られますが、私たちは、表面的にはやむを得なかったと答えますが、仲間内では、消防の失敗だとして反省し議論しているのですよ」と、本音を語ってくれた。それ以後、私は怒らなくなった。

きっと今回の子供の死も、本音では自分たちに何かが欠けていたと考え、検討して頂けるだろう。それが、プロというものだから。