工事の間、児童の健康や心のストレス、安全に大変な気を使われたであろう… 校長や職員の先生方、さらにPTA及び周辺の方々に敬意を表したいと、そう思ったのは、新築落成した御影北小学校のこと。

御影北小学校の校庭が狭小なのは知れ渡っていたが、良い学校として有名になり、生徒数は増加の一途を辿った。校舎も老朽化が進み、大改造して欲しいとの声が上がり、陳情も、あらゆる政党に沢山出された。しかし、大改造には順番があり、計画ははるか先の話だった。

そこで、陳情から切り替えて、請願にした。請願の場合には紹介議員が必要なので､議員で集まり、私が代表者となった。

2010年3月18日の文教委員会で主旨説明をしたが、地元の熱意もあって1万7千人もの方々の署名が集まり、傍聴席は満員だった。請願は採択され、できるだけ早く改造する事になった。が、時期については明確に出来なかった。

それがついに、平成28年度予算で計画(案)が発表されると、教育委員会から連絡を受けた。その発表によれば、平成32年完成で、予算は少しオーバーして、総工事費40億円だった。

かくて今日、2020年2月4日、第一期ともいうべき西校舎とともに、20mだったのが25mとなった屋上のプールや、倍もあろうかという体育館といった大切な施設が出来上がり、早速当日、教育委員会にご案内いただいて、見学した。長い苦労の末だが、思ったより遙かに立派。木材を多用した、名門御影北小学校にふさわしい温かみのある校舎ができあがっていて、皆の苦労が報われていた。

しかし、その影で、運動場が1/3になったために、体育のカリキュラムをこなすのに、近隣の松栄短大の体育館をお借りしていた。そうしたご厚情を忘れてはならないと、校長は心を込めて語っていた。さらに、新しくなって、職員にも熱が入り、児童らに学習意欲が沸いたと語られるなど、実に嬉しい見学だった。

[ 御影北小学校webサイト ]