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2020年 01月 21日 火曜日

ジャンボフェリーの定期便を使って、震災時、主に在宅患者の人々を小豆島や高松市に輸送する実証訓練が行われたのは… ジャンボフェリーの定期便を使って、震災時、主に在宅患者の人々を小豆島や高松市に輸送する実証訓練が行われたのは…

関西広域連合議会から一夜が明けた、1月12日の日曜日。

写真 神戸市長
神戸市長や赤羽国土交通大臣他、衆参両院の議員が参列して、朝7時30分から出発式が行われ、私も足立ボランティアと、一日を費やして小豆島まで同行した。

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赤羽国交相
メディアも取材参加した大がかりな実証訓練で、兵庫県医師会の川島龍一会長の呼びかけに、上畠寛弘・外海開三・川内清尚の3議員も、一日同行された。特に、盛山代議士が丸一日同行されたのは、感心した。

上畠・外海両議員はフェリーセンターも初めてで、「大変勉強になったと」語っていた。議員活動で船の活用に発言を強めて下さると信じるし、川内議員は、以前からこの件には全力を挙げておられた。

小豆島の町長と議会や、小豆島中央病院の行き届いた対応はもとより、羨ましい程の立派な病院が整えられており、震災があれば十分な役割を果たして下さると分かった、素晴らしい訓練だった。

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さらに、神戸市医師会の活躍にも感じ入った。神戸市医師会の置塩会長をはじめ、医師会の幹部の皆様も一日参加されていたし、難病連の方々も、医師会や神戸市行政の関連で参加されていた。自分たちのためとはいえ、訓練参加は色々な事情が伴う。多くの私の知人も、参加されていた。

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だが、御配慮いただき参加を許されたミーティングで、強く感じたことがあった。

井上欣三神戸大学名誉教授を実行委員長としたこの立派な実証訓練には、賛同し、敬意を持って協力応援する。それが、次への震災の対応政策として市民を守ると信じている。

しかし、少々お願いしたい。できれば、議会人を仲間に入れて欲しいのである。

議員は、震災後の法律の改正や政策に身を挺してきた。学者のよくある提案だけでなく、その提案のために身を持って実行して下さる井上先生のお姿には感銘を受けるものの、その実現には多くの仲間の協力が大切であり、実現する近道だろう。医師会は議員を育てもし、政策の実現に勉強会すら持っている。一時的な成功だけでなく、しっかりした基盤で市民に役立つ恒久的な制度に変えるには、議会人を使う技術についても、少し考えて欲しいのだ。

もちろん既に思って下さっていて、おこがましい意見かも知れない。だが、議会人もそれを待っているかもしれないと、私は、古参議員として感じたのだった。

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