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2019年 12月 24日 火曜日

人口呼び戻しのひとつの有力な施策になり得るのだから、注力せねばと… そう思ったのが、インド大使や総領事に神戸にインド人学校を作りたいので、廃校になった小学校や幼稚園を貸してほしいという依頼について。

依頼された私は、当局にお願いして、先ず、垂水区の友生養護学校と兵庫区の小学校を紹介した。だが、神戸・大阪のインド人社会から遠すぎるという理由で、駄目だった。

しかし、大変興味があったので、12月23日の朝から、東京のグローバル・インドインターナショナル学校に行って、調べてみた。

東京には2校あったが、そこで分かったのは、全生徒の30%が日本人で、当該校の卒業生の80%が海外の大学に留学していること。もちろん授業は英語だが、日本語・イスラム語等、言語が多岐に渡っている。

特筆できる特徴として、インド数学とコンピューター関係に力が入っている点が挙げられる。例えば、インド数学の実験室だ。また、ヨガの授業も組まれているそうだ。

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世界22か所にこうした学校があり、日本・ベトナム・韓国・ドバイ・インド等と情報を交換しあって、授業内容を摺り合わせている。また、出来るだけ教科書等を使わずペーパーレス化を図り、教材などは自己のコンピューターに保管して、学生が常時学習が出来るようになっている。給食は、すべて弁当。高等学校には小さな売店があり、サンドイッチなどが買える。

大阪市が当該校を誘致するため、具体的な場所を6か所提示しているのには、特に留意せねばならない。対する神戸市は、六甲アイランド・住吉・本山の3か所だ。

当該校の要望では、700坪を借り受け、使用したいとされている。調べたところ、東西の2校では家賃を550万円支払っている。従って、神戸はさらに安くするか、補助金も考える必要があるだろう。

国際都市神戸の面目もある上に、これからの優秀な人材を育成できる。大阪に負けないよう、新たな場所の提示を行う必要があると、そう確信したのだった。

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