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2019年 11月 30日 土曜日

大阪も考えているようでもあり、インド大使、そして総領事や議連の大井・山下両議員他、神戸市の方々と協力して… 造りたいと思っていたのは、インド学校。

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なぜこの話になったかといえば、ヴァルマ駐日インド大使の講演会が、インド グジャラード州のアーメダバード市と神戸市が、経済友好都市提携を確認したのを記念して、安達市会議長の主催により11月27日、市会本会議場で行われたのだが、その講演の後の話から、だ。

ヴァルマ大使は講演で、日本とインドの両国が結ばれる大きなメリット、例えば、ICTの人材を供給できて、日本の物づくりのハードとインドのソフトが大きな良き結果を生むと話された。しかし、両国は距離が遠いので、どこかステーションが必要であるとも指摘された。

議員から、「なぜインド人は計算に強く、ICTに優れているのか」と質ねられた大使は、「インドでは小学生は計算機を使わず、暗算で計算をする習慣を1200年守っている。それが基礎になっている」と答えられた。
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これには議場の皆が感心し、続いて行われた傍聴人との懇談会でもそれが話題となった。その結論が、神戸にインド学校を誘致して、神戸の子供たちも、そこで学ばせてはどうかという案なのだ。

紀元前1200年まで遡るインドの数学は、いち早く「ゼロ」の概念を数学に導入したことで知られているし、かけ算の暗記は19X19まで。多桁の数字同士の掛け算も、桁ごとに分解して計算し、あとで合計するという、独特の解法で暗算する。もっとも、ICTの操作と暗算には、直接の関係はなさそうだから、関連するのは、ICTを生み出してきたように、未来を拓く力のほうだろう。そうしたビジョンが開けるように種を蒔けるのは、やはり学校だ。

当日はインド憲法ができた記念日に当っていたので、インドが独立するまでの写真展を行い、神戸市長と安達議長に、私たちも入ってテープカット。具体的な経済友好都市提携に踏み出した、大きな意味のある一日になったのだった。

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