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2019年 11月 12日 火曜日

私は、この件をあらゆる場面で訴えていきたい。原則で市民を… というのは、実は東灘区の森北町のある住民の方から陳情された、公道と道路位置指定を受けた私道との交差点への、カーブミラー設置の件があったらだ。

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東部土木は原則として「公道と私道との交差点には、カーブミラーは設置しない事に、阪神淡路大震災からなった」として、出来ないとの返答だった。私は担当課長と議論したが、納得がいかない。

  1. 私道といえども道路位置指定を受け、市が半ば公道として使用に供している。

  2. 上記のような原則は、どこの誰がどんな理由で作ったのか、説明がない。

  3. その交差点には、震災前までカーブミラーが付いていた。当時市が付けたか民間の開発業者が付けたか分からないが、原則として今回はダメだという。

  4. 陳情者は、非常に危険で、現実にパッカー車等が猛スピードで駆け抜ける動画もあり、何回も危険な目に遭っているという。

  5. 25年前より車も増えたこの地域は、車が無くては生活が難しい上に、どんぐりバスの停車場が出来る等、生活環境が便利になったが危険は増した。しかし、原則は原則として、東灘土木事務所はカーブミラーを付けない。


私は、この原則について疑問を持つ。これは局内の申し合わせなのか、それとも規則なのか、条例なのか。そして、その原則が出来た理由を、なぜか答えて下さらず、ただ原則だ規則だと言う。私は、役所が市民の為に行政官として色々な原則を作るのは良いと思っているが、このケースは再考するべきと思う。

まず、神戸市中のこのケースのような場所に、既にたくさんカーブミラーが付けられている。このケースで納得のいく説明が無い限り、恣意的な判断かと、不公平感を抱かれる。同時に、市長が「街灯を増やし住みやすく安全な町にして、人口呼び戻しを」と訴えているのと、逆の政策判断をしている。仮に、25年前に財政の問題でこの原則が作られたなら、今の財政で再考する時期に来ているのではないか。この25年間で、役所は自分たちに都合のいい原則ややり方を作り、市民生活から遊離しているケースが多々ある。

市長は、各局の細部の原則や決まりの見直しを指示して、本当に市民のためのものが市長の方針に則ったものか、今までの役所の体質から出来たものかを見直すべきだ。でなければ、市民は些細なことでも神戸市から去ってしまわれる。来て下さる動機となる市の評価は、市民が下すのであり、市民の声こそが、人口の呼び戻しになるのである。