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2019年 09月 24日 火曜日

今のように豊かでない時においてもそうであったし、むしろ、苦しい時代にもその精神が続いていた… その事に、敬意を表したいと思うのが、住吉地区だ。

その住吉地区の、一般財団法人住吉学園の主催で毎年開催される尚歯会の第106回が、9月21日に催された。当日招かれたのは、住吉地区に住む満69才以上の方々で、9,500人が招かれた。私たち東灘区議員団も、その中にお入れ下さった。これは、竹田理事長や廣岡専務理事をはじめ、理事の方々の「開かれた住吉学園として」という強いポリシーのお陰だ。

当日は、会場の住吉小学校々門前からお土産をもらう人々が列をなし、交通整理が行われる。私は1時半より早く行って、廣岡専務理事と重要なポイントを、雑談を交えながらしっかり話し込んだ。というのは、実は、今回は初めて、早退しなければならなかったから。2時30分から、インド領事館とインドクラブで、インド学校の中・高校を神戸にどうつくるのかについて、会談をする事になっていたのだ。

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スピーチに立たれた竹田統理事長
毎年の尚歯会では、理事長がどんなスピーチをされるか、楽しみにしている。今年は、実に実質的な2つの点を訴えられた。

一つは、再建中の甲南病院の名称を変えて、東灘区と灘区の基幹病院として活躍して頂くためにも、皆で頼りにして利用して欲しいというお願い。会場には甲南病院の創始者、平生釟三郎先生のお孫さんの平生理事長と、再建に命をかける具 院長も来られていた。応援団長の私も関係者も、胸が熱くなった有難いスピーチだった。

二つ目は、恋野温泉を利用して、楽しく長生きしていただきたいとのお願い。お土産の中に、休日や祝日も使える、岩盤浴もできる利用券2枚のプレゼントが入っていた。これが何よりのお土産だったのは、今、この恋野温泉の人気が急上昇しているからだ。

加えて、90才以上の方々には、理事が手分けして一万円相当のお祝い品を持参される。住吉の老人施設にも、寄付をされる。そんな、高齢者を大切にする住吉イズムは、明治44年、高齢者を大切にする住吉村200人の人々から始まったと、廣岡専務理事に教わった。住吉に住む高齢者は日本一幸せだし、得だ。そして、それが地区全体の、有形無形の豊かさにつながっているのだと、改めて心底そう思ったのだった。