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2019年 09月 13日 金曜日

エレベーターまで見送って下さった氏に、インターネットの情報では分からなかった出身地をおたずねすると、「神戸ですよ」と仰る。
「ええ? 神戸はどちらですか?」とお尋ねすると、「御影です」。「それでは、私と同じところですね」とご返事すると、「私は、安井さんを知っていますよ」と仰るので、思わず「え、え~っ」と、仰天。でも… 嬉しかった。B級グルメでも食べながら夢を語り、神戸のためにこの方と汗を流したいと、そう思ったのは、山下てんせい市議と共に、朝7時、新幹線で上京した9月12日のこと。氏とは、株式会社 上組 海外事業本部 営業本部 港運担当の、堀内敏弘 取締役常務執行役員だ。

神戸市がインドのアメダバード市と経済交流促進に関する意思確認書を交わしたので、今後、海外部門において神戸市を代表し世界でご活躍されている、株式会社上組の幹部の方に御指導を頂くのが、一つ。だが一番は、来年1月20日~1月27日にインドを訪れる経済使節団の、その団長をお引き受け頂いた上で、今後神戸市が、これから台頭するであろうインドとの経済交流の拠点となるよう、そのきっかけを構築できるかについてご相談申し上げるためとして、お会いする約束をいただいたのだ。

神戸市とインドの交流発展のために、私と山下市議で取り組んで、はや5年。ここまで共にやって来たが、それは大きな山となる日でもあった。背後に、ともにインドアメダバード市へ井戸兵庫県知事と行って下さった、岡口副市長の水面下での御配慮があったのを忘れてはならないと、心で誓った。

あらかじめ要件はお伝えして感触は得ていたのだが、初めてお目にかかるので、事前にネットで、堀内敏弘取締役のプロフィールを拝見していた。堀内さんは、かなりのスピードで役員になられている。話し方について二人で考えたが、自然体で、「将来の神戸のために共に働いて、御指導下さい」で行こうと話しが決まっていた。

仲介の労を取って下さった岡口副市長の優しさに感謝しながら、約一時間、インドについて議論した。最後に、山下議員が経済使節団の団長になって欲しいとお願いをすると、一度は「私のような者が」と辞退されたが、私は「堀内さんしかいらっしゃらないし、インド大使からの輸送業界を推薦して欲しいとの要望にも叶っている。兵庫県知事からは、『インドのモディ首相から、日本料理も頼まれているので、宜しく』と言われてます」と、笑いを取って、お引き受け頂いた。

帰神の新幹線の中で、山下議員と握手。すぐに、神戸市国際部の植松部長に電話で報告した。植松部長からは「よかったですね。神戸市も出来るだけのお手伝いをします」と言って頂けた。

しかし、これからが大変。御厚情をいただいた堀内敏弘取締役のため、そして何よりも神戸市のために、経済交流使節団を成功させねばならないと、気を引き締めたのだった。
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