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2019年 09月 10日 火曜日

担当課長の評判が高かったのは、やはり住民の声をよく聞き、苦しんで下さったからだろう。だが… 住民の皆さんは、大和ハウスの行き過ぎた発言を非難されていた。新しく住んで下さる住民の皆様へその恨みが移らないかも、大いに気になっている。

それは、二年間も続く、御影山手のゴルフ練習場跡地問題。大和ハウスが大和村のように囲い込み開発をしようとする中で、地元は、「ローマ市のバチカンのようなもので、まちづくり協定にそぐわない」として、開発許可を出さないよう神戸市に働きかけたのだが、合法的で許可せざるを得ないとして、8月中旬に許可されていた。

その間の話し合いで、住民は大変な苦労をされた。私も頑張った。中でも、まちづくり協議会の太田会長は手術を繰り返される中での、命をかけての働きだった。後に続く方々への務めだとされて、良い環境を守るべく、頑張り続けられた。他にも、リタイアされた立派な方々が何回も、私と共に市役所に行って下さった。

結果、南側の囲い込みの擁壁を3mとして10%の傾斜をつけ、東側の、御影北小学校の通学路にあたる通路を1m拡幅して歩道を確保すること等で、一応の決着がついた。

そこで、今までの市の大和ハウスへの助言へのお礼と、今後、縮小工事協定への指導及び約束を守っているかの監視監督をお願いしようという2つの課題を抱えて、9月6日の10時30分に都市局を訪れたのだった。担当する都市局は三宮国際ビルに移転していたので、よほど今西局長と米田部長に1号館へ来て頂こうかと思ったのだが、お礼とお願いに呼びつけてはいけないと思い直し、75才以上の方々に歩いて頂いた。

会場では、和やかに会話が進んだ。御影山手の住民の民度は高いので、諸々心配はないと思ってはいる。しかし、許可が出たからといって、今もまだ続く開発にあって、今まで通り、大和ハウスが強引にならないよう願いたいものだ。

米田部長も、よくして下さった。今西局長は、帰りにエレベーターのところまでわざわざ送って下さるほど、お気遣いくださった。だが、これからも平均年齢75才の、御影山手の戦いは続く。合法だからといって、何でも許されるようではいけない。法は最低限のものに過ぎず、人々がそこに暮らし続けるには、最大限の納得を基本とした合意形成が必要なのだ。

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