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2019年 06月 25日 火曜日

私は、これは重要な案件だと考えており、よってこのブログで表明しておきたい。まず… 消費税に伴う値上げは国の行う政策であり、自治体として従わざるを得ないし、我が自民党会派としても、自民党政府のやる事であり、反対し難い。この点、やむを得ないと考える。しかしながら、この度の神戸新交通株式会社の不祥事から見て、六甲アイランドの住民、ポートアイランドの住民の人々、そして市民感情が許すだろうか。

消費税率の引き上げに伴う料金改定について
改訂案の記された文書
(クリックでPDF306KBを開く)
と、いうのは、先日、神戸新交通株式会社の社長、後藤範三氏から報告を受け、相談を頂いたのだ。六甲ライナーとポートライナーの運賃について、消費税の税率アップに従って値上げをしたいとの事だった。

六甲ライナーに関しては、通常のお客様料金、普通料金は据え置きで、1区210円・2区250円なのだが、回数券については11回券、22回券が2区~3区間について100円づつのアップとなる。定期券も、通勤通学それぞれ、普通券の場合で前回の改定時の2%アップとなる。今回の値上げ分は、吸収できたらしい。

だが、この度の神戸新交通株式会社の不祥事を併せ考えると、神戸新交通株式会社は、今回の値上げ分について、合法的に現状維持でやれないのだろうかか? その工夫と努力ができないのか、もう一度考えてみるべきだと、私はそう提案したのである。

この背景には、現在分かっているだけでも7年間にわたって、労働組合幹部と会社幹部が話し合って、お手盛り手当的な報酬を支払って来た経緯がある。この際、2,216万円と思われる金額相当分くらいは、市民と議会に対する同社の贖罪の意味を込めて、値上げを止めてもいいのではないか。

しかも、遡ると平成14年頃からお手盛りしていたのではないかとも推察されているので、もっと金額は上がるかも知れない。従って、値下げした運賃に消費税のアップ分をかけて、現在の運賃をしばらくの間保ってはどうか、と当局に提案したいと思っている。営業純利益も上がっており、利用者の市民が納得する運賃をもって、市が大きく関わる第三セクターの公共交通機関として、襟を正す姿勢を示されてはどうかと思うのだ。

勿論、議事案件ではない。だが、地元議員として、これを強く要望するものである。