車椅子スロープを備えるUDタクシー
中央区中山手通の兵庫県タクシー協会に、新人の平野達司議員とそんなUDタクシーの勉強に行ったのは、6月14日午後3時半。UDタクシーは、LPGハイブリッドシステム搭載で環境にやさしい先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle = ASV)であり、未来のタクシーまでの転換期の車とも言える。しかも、そもそも現在タクシー仕様で製造販売されているのは、そんなUDを採り入れたトヨタのジャパンタクシーと日産のNV200だけなのだ。
兵庫県タクシー協会の吉川紀興会長が会う度に、安井と安達団長にその事を何回も何回も訴えられ、自民党として研究する事になったのだが、ようやくその重大さが理解できた。扇タクシーの成川社長も強く訴えられていたので、7月2日に代表質問の重要案件として、平野達司議員より市長に直接訴える事になった。
国は約300万円のUDタクシー一台について、60万円の補助金を出している。だがさらに、東京都は60万、大阪市が30万など、他の政令市は、その国の補助金に加え、自治体の福祉対策として約30万円ほどの補助金を出して、導入を進めているのである。兵庫県でも近隣の市、例えば明石市で30万など、積極的にやっている。兵庫県の母都市である神戸市は、当然、補助金を出して福祉政策を進めるべきであると、自民党会派として主張する。
兵庫県タクシー協会も自ら努力され、このUDタクシーに備えるべくドライバーの研修会を重ねておられる。すでに300人以上の人たちが研修を終えているという。国も業界も、とっくに準備は整っているのである。