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2019年 06月 12日 水曜日

私は、彼が好きだった。義理人情に厚く、今回の選挙でも、東灘区から出馬する事になった立憲民主党の候補者を連れて挨拶に来られ… 恐縮しておられた。

彼は、前回の選挙では僅差で落選した。それからの4年間、毎朝駅に立って頑張った。それでも、明るさを失ってはいなかった。

そんな彼が…6月7日の朝、娘さんから電話。その訃報に、絶句した。親しかった崎元裕治、元神戸市会副議長が突然死されたとの知らせだった。取り敢えず、大変親しかった安井には知らせなくてはと、お知らせ下さった。「お通夜と葬儀の日程は、決まり次第お知らせします」との事だった。

24年の付き合いだった崎元議員とは、どういうわけだか気が合い、よく、二人でジョーク合戦をした。かつては議員の同好会「つり部会」があって、よく釣りに出かけた。運転は、いつも彼だった。韓国へも行ったし、個人的にも相談された。娘さんのこと等、いろいろあった。

本会議場で、神戸マラソンを提案し、実現させたのは、彼だ。その第一回神戸マラソンは私の議長時代だっただけに、彼に感謝し、彼もそれを、秘めたる自慢にしていた。

せめて、市議任期満了の6月10日まで…あと4日生きていれば、議員で亡くなられていたのに…なんという運命だろうか。あまりにも気の毒で、言葉につまる。

写真 ─ お通夜で
9日のお通夜には、彼の人柄で、本当に多くの人々が集まった。私は、仲良くしていた足立ボランティアと共に参列した。無宗教のお通夜で、音楽一家らしく、ピアノ演奏が流れていた。御長男が挨拶の中で「本人は、さぞかし無念だったと思う」と語られたが、それは、一同もそう思った一瞬だった。

帰路、足立が私に、ある県会議員のマナーの悪さが目についたと話してくれた。私も、同感だった。本当にご冥福を祈ってお越しになられているのか。崎元先生が見てるよ、と。

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久々の議長席で
6月11日の全体議員総会では、私が議会最年長であり期数も最多だからと就いた座長として、崎元裕治さんが、本来ならこの総会に来ているのにとの思いを抱き、2分間黙祷を捧げた。党派は違えど、共に神戸の為にと尽くしてきた、友。崎元裕治先生、御苦労様でした。本当に、ありがとう。

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全体議員総会で黙祷を捧げた