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2019年 06月 11日 火曜日

スピーチで、学生時代から彼に憧れており、彼から多くを学んだと語ったのは… 50年来政治の世界におられた平野昌司副議長と北山順一議長の送別の会、

自民党会派で行われた中華料理店での6月5日の送別会では、平野副議長が挨拶で、初めは県会に出馬し、失敗。市会に入って9期活躍されたが、その間、宮崎・宮岡の市長選挙で完敗し、完全野党になって、野党の悲哀も知ったこと。震災で頑張ったこと。神戸空港関連では神戸空港特別委員会の委員長として、混乱する中で採決して、建設を決定したこと。そして、M議員の事件では、M議員と仲が良かっただけに辛い思いをされたことや、その後のバッシングのことなど、淡々と語られた。

聞いていて、私は、全てその通りだと思った。そんな中から、彼の優しさや、男の美学のようなものを感じてきたのだから。時代は変わっても、男気というものは変わらない。

私の席の前には、平井真千子議員が座っておられた。我が会派の男性独身議員の事が話題になった。私に大変近い男性議員なので、「彼は、女性からモーションを掛けてもらわないとダメみたいだ」と言うと、「今の若い方は、そんな人が多いようだ」と仰るから、びっくりした。

昔はドキドキしながらデートを申し込んだものだ。受けてもらえたらその日時をいつも気にして、デートコースは下見して、散歩コースも決めた。友達に相談して、あの電柱の所で食事に誘って、話題には本を読んで笑い話を頭に詰め込んで、プレゼントはブローチにして、帰りに握手が出来れば大成功と決めて、前夜にはズボンをプレスした。兵庫高校の帽子に油を塗って、日曜日の朝10時、会下山のブランコで待ったのだった。

けれど、そんな時代は去って、今やインターネットの時代。平井議員は両方の真ん中の世代なので、よく分かって下さって、ニコニコ微笑んでおられた。時代は変わっても、愛は素敵でいいものなのだ。

楽しく過ごした一夜が明けて、6日朝5時からは早起き会に。そこで貸して頂いた本に、表には真っ青な空に赤とピンクのコスモス畑、裏には夕焼けに映えるもみじがデザインされた、素敵な栞がはさんであった。私は鉛筆で表に「若き日の君を映(おも)いて、また想う」と、裏に「老いてみて君を想いて、また親しむ」と書き込んで、時代は変わったというのに、昔のイタズラ小僧に戻った気分だった。次の早起き会は、真面目にやろう…。

中華料理店パンフレット
神戸元町、ケンミン食品本社ビル1階にある、気軽に本格料理を味わえる中国料理店のパンフレット