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2019年 06月 07日 金曜日

今、久元市長は永年の神戸の病窟と戦っている。改革を進めようとしている議会も、今… 立ち上がらねばと、そう思うのは、六甲ライナーとポートライナーを経営する神戸新交通株式会社の労使の癒着で、あまりにもひどい一件があったからだ。

報道などでご承知のように、神戸新交通株式会社の170人の組合の人々のうち、7名の役員への手当や、福祉制度としての融資制度を利用して委員長に低利で、組合活動費に流用されると知りながら融資をしていたのである。日本一高いライナーに乗っている六甲アイランドとポートアイランドの方々、及び市民にどう申し開きをするのか。これでは、ライナーの運賃の値上げどころか、市民が値下げを訴えて来ても、道理だろう。

会社側も、むしろ知っていて実行し、その融資の後に、その制度を中止している。さらに、著名な元A労組委員長を神戸新交通株式会社が2年間も受け入れ、給料を出していた。これは、六甲アイランドの人々や、ポートアイランドの人々の賃料にも関係していた。

私は議員として発見できなかった事を詫びつつ、怒り、その原因をさぐり、この病窟を排除するために頑張る。実際、この件については既に情報を入手し、研究し、追及もしている。垂水区選出の若手、岡田ゆうじ議員と連絡を取りながら、5月31日の「外郭団体に関する特別委員会・都市防災委員会連合審査会」で、朝10時から夜7時まで激しい議論を展開していたのだ。

ところが、新しい期の外郭団体に関する特別委員会の所属委員に岡田議員の名が無かったので、私がその委員会から出て、彼に入ってもらえるようにお願いした。私にとっては大変無念であったが、神戸市の為には彼の感性が必要なのだ。

神戸市が病窟に屈してしまう大切な時期だという認識のもと、今が大切だと、彼と何回も励ましあって来た。彼は、「安井さんのようなベテランが後にいてくれるので、安心して頑張れる」と言ってくれて、お互いにバランスを取って来ただけに残念だが、他の外郭団体に関する特別委員会の委員も、自民党は自信を持っていい議員を出しており、必ず六甲アイランドとポートアイランドの人々の思いを届けてくれると信じている。

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今は、長年の膿がまだまだ溜まっており、これから、一つ一つ改める長期戦に入る。私は、神戸新交通株式会社の件では一線を引く事になったが、教育委員会の問題でも研究しており、強力に進めて行く。また、神戸市全体の将来について、強力に改善案や策を押し進めて行く所存である。

マッカーサーの「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の言葉が、身にしみる。私は後方支援にまわり、いい方向に向かうよう、新風を吹き込む新人議員のアドバイザー的役割に徹しようと、今はそう考えている。「老組合員は死なず、ただ言い逃れるのみ」などと思っても、そうはさせるものか。
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