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2019年 04月 22日 月曜日

市長と教育長はどれだけ悩み、苦しみ、風土改革のための委員会まで作っている最中に、教育委員会はよくも、これほどの虚偽答弁ができたものだと… 私は、今、本当に悲しく、怒りと無念に震え、その中で、このブログを書いている。

私は一年前から、六甲アイランド高校の一年男子が校舎五階から転落したのは…

  1. 自殺しようとしたのではないのか

  2. 指導教諭の指導に問題があったのではないか ── 特に、「退学」や「転校」といった言葉を使って、問題の指摘や教育指導を越えて、恐怖心を与えているのではないか。

  3. 高校が義務教育でないので、わずかな事でも面倒を起こす生徒は放り出し、そうした生徒を受け入れる高校にお任せするといった事が周知共有され、教育的な見地より、学校のメンツや業務量を削減しようとする会社感覚が共有されているのではないか。


と、主にこの三点を繰り返し質問し、問題を提起して来た。
さらに、こうした事情で退学や転校をやむなくされた家庭にも聞いてまわって、研究していた。

これらすべての点について、当局は、
「そんな事はありません。当該教諭にも、他の二人の生徒にも事情を聞きましたが、退学とか転校という言葉をいっさい使用せず、むしろ退学とか転校はないので安心するように言っているし、現実に、そのようなシステムの流れに入っていると説明しています」
と、私に答弁していた。しかも、何回も何回も、繰り返してである。

ところが、親権者と申請人代理人弁護士から、この件についての調査要望書が、2019年4月某日に市長宛に出された。

この内容を読んで、悔しくて仕方がなかった。私の心配していた通り、教諭は何回も退学を口にしているし、生徒に対して「これからどうなるか分かるか」と顔を近づけて「退学や」と声を荒げている。さらに、「指導はあと3日続くからな。お前がこの学校におるんは、あと三日だけや、それで退学や」と言っていると記されている。

当該生徒は、友人に「退学するぐらいなら死んだ方が」と送信して友人に止められたが、飛び降りたのだ。これには、私はさらなる怒りを禁じ得ない。

それを、教育委員会は知っていた。にもかかわらず、委員会に転落と報告し、知っている事実を隠し、私の質問に虚偽の答弁を続けた…そういう事になるではないか。

もちろん、これは「中立人による調査要望書の内容が事実であれば」であり、断定はできない。

従って私は、中立人が主張する真相究明の調査委員会を設置するのは当然であり、教育委員会の関与しない強力な監査に近い委員会の設置を望むところである。

また、私たちの会派の意見がまとまり、議会全体の同意が得られるのが絶対の前提条件としてあるが、議会として、刑事事件と議会への虚偽の答弁に対する真相究明のための百条委員会を設置するべきと、個人としては考えている。

もし、中立人の調査が真実であるなら、私は、議会の長老として、本当に悔しくてたまらない。それは何より、未来を担うこうした子、一人ひとりがどうしてこのような目に遭わされるのか、その根底から悲しく、悔しく、深く悩んでいるからだ。

おおよそ多くが、生徒をより良い大学に送り込むのが高校教師の仕事だと思っているのだろう。しかし、それは長らく続いた大間違いではないだろうか。塾に受験技術の伝授が委ねられて久しいが、人を育むでなし、テストの成績向上を担うでもないなら、教師が、学校が担うのは一体何なのだろうか。いつからか、ボタンが掛け違えられてきた ── 少なくとも、今回のこのことからは、そう思わざるを得ないのである。