百年に一度という
あいさつに立たれた住ノ江地区協議会の岩本区長は
「日本一の地車だと、誇りを持って言える。住ノ江地区が一体となって大事にして、次の百年に渡して行きたい」と語られた。来賓代表の竹田統住吉学園理事長は、
「まさに日本一の地車であって、住ノ江地区の皆さんの団結のお陰だ」と祝された。
続いて、同じ住吉学園からの廣岡専務理事が、
「昭和23年に、先代の地車を復興した人々を忘れてはならない。本当の入魂は、これからの住ノ江の人々の気持ちと団結だ」と語られたのだが、このスピーチが、私の胸を打った。さすがは地車の神様だ、と思ったのだった。
戦後の復興から、震災からの復興まで、先代の地車は激動の昭和・平成にあって、人々の拠り所、支えだった。新しい地車は、どんな時代を眺めて行くのだろう。多幸を、祈るばかりである。