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2018年 12月 28日 金曜日

もっと早く市が方針を示して下されば、住民間の意見の対立も穏やかだったのではないかと… そう思っているのは、阪神青木駅北側阪神沿北側線全長約3.2㎞の内、青木部分の1kmについて。

平成28年…つまり3年前から、一方通行か対面通行かで、まちづくり協議会をはさんで住民の方々の意見が分かれ、激しい議論が続いていた。

ある議員さんが私の所に相談に来られて、調整を依頼された。それぞれの立場で異なる議員がついていて、議員間の争いの様を呈していた。私は経験から、一番悪いのは神戸市だと思った。神戸市が、どちらが良いのか案を示さず、住民同士でまとめて、それから市が検討するというガス抜き方法を取ったため、混乱になってしまったのだ。

私は担当部長にその事を指摘し、市が、どちらにするのかすぐに案を出し、仕事をするべきだと強く意見した。だが、部長は「混乱はしていない。住民の意向に従う」と、主張を続けた。調べると、その部長は一回もまちづくり協議会にも地元にも行かず、区役所の係長報告を聞いているだけだった。

私は、「市がドロをかぶらない方法を採るのは、無責任だ。住民がもし『歩行者天国にする』としたら、そうするのか? きっと、市は慌てるだろう」と主張した。これをうけて、担当部長は東灘区長に相談。当時の谷口局長は「安井さんの言う通り。地元では、意見の対立が少し激しいようです」と答えて下さって、初めて現実を知ったようだった。

かくて、部長自らが調整に乗り出したが、それから1年が経過した。その間、まちづくり協議会の藤原会長は、本当にご苦労された。本来、和やかに町づくりをしたかった方なのに、大変な仕事を押し付けてしまって、申し訳なかった。地元のベテラン議員として、お詫び申し上げる。

ところが、新任の山地部長となって「警察と協議し、市の方針として対面通行としたい」と示された。私は、よくやってくれたと思った。反対意見も大切にしながら、市と警察が対応するべき時が、ようやくやって来たのである。

この件、もっと早く書くべきだったのだが、資料が遅れ、今回の報告となってしまった。
山地部長の勇気に感謝したい。

提示された案(クリックで拡大)