Skip to main content.

2018年 11月 06日 火曜日

地元の人々とつくった六甲アイランドのグラウンドは、日曜の美しい秋の夕日に輝いていた。教育関係者の努力もさることながら… みなと総局が子供たちの声を聞き、そこをグラウンドとして貸して下さったのだ。

「交友会」という少年野球リーグがある。現在、東灘区の小学校単位の少年野球10チームで構成されていて、その内訳は、本山第二小・本山南小・横屋川井小・本山第三小・東灘小・渦が森少・本山第一小・六甲アイランド小・本庄小・稗田小である。そのリーグの、秋期大会のスタートの式典があった。

私は、交友会の創立当時から顧問を仰せつかってきた。本山第三小の佐奈木御夫婦が相談に来られて以来で、今年もまた、38年目の、秋が巡ってきた。今も変わらず、子供たちのために無報酬のボランティアで、指導しお世話して下さる、町のお父さんやおじさん、おばさんに奥様と、保護者が育む、変わらぬ風景だ。私は、この中に人の善意と、温もりと優しさを感じる。美しいとも思う、大好きな光景である。

写真
今は、本山南小の中松雅弘さんが会長で、子供たちの指導に当たり、コーチや仲間を引っ張り、人望を集めている。控えめで、集いの挨拶も簡単。元気で明るく、ケガに気を付けてと述べられた後、私がもっともらしい事を言って終わる。式典の後、コーチの方々は、集まってクジを引き、試合の日程や試合の会場を決める(写真)。それから、子供たちを自分の車で、学校で送り届ける。

それぞれの車は、子供たちの運動具で一杯。子供たちのために、裏では厭わず、大変なご苦労をして下さる。彼らに土曜・日曜は無い。

時には、心ない苦情も受ける。以前、寝てるのにうるさいと言って、試合を止めた市民がいた。私は、胸ぐらをつかんでやりたかったが、思いとどまった。子供たちにそんな姿を見せてはならないし、私の人格が下がるだけだ。皆で頭を下げて、抑えた。

グラウンドとして借りられたのは、私には、長く議員をつとめたご褒美かも知れない。いつまでも続いて欲しい。金と権力と欲望から離れた世界が、ここにある。有効に使っているグラウンドと、そこでプレーする子供たちが、光り、輝いて見えた。みなと総局と市長に、心から感謝。
写真
くじ引きの結果決まったトーナメント表をカメラに収めるコーチの方々