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2018年 09月 07日 曜日

これからの細部の話し合いもうまく行きますようにと、北畑の神社に参拝しようとも思っているのは… 北畑保久良山頂のトイレの一件。

区役所側の、棱野区長・大藪総務部長・岡本地域支援担当課長・岡田地域支援担当係長と担当松田さんに、建設局森林整備事務所の道木所長に対して、北畑側の区民は、宗田さん・副田さん・中西さんに安井と足立。計11人が、8月17日の10時30分、東灘区長室に重要案件で集合していた。

問題の案件は、トイレの維持管理について。そこは、約15年前に安井と故 大野市議(当時)が、地域の人々や、登山会の人々から相談を受け、当局のお蔭もさることながら、皆で造ったものだった。水道代他管理費が年間約30万円程かかるが、それは、地域が持つ事になっていた。

ところが、10年程前から地域で維持するのが困難になった。区役所も補修金等で色々と対応してはくれたが、微々たるもの。宗田さんと副田さんは私に、「なんとかしなければ、トイレが維持出来ない」と強く訴えられた。

北畑では先頃、台風で倒れた樹齢八百年のケヤキの問題があった。私もその件で微力ながらお手伝いをしたのだったが、久元市長が、その八百年のケヤ木のモニュメントと北畑会館を見学に来られた機会に、このトイレを市に移管できないか相談した。

市長は、まるごとですか? と軽く答えられた。その後、私は副田さんとともに、区長と岡本課長に「何とか、この件を解決したい。区長の仕事としてやって欲しい。安井は、陰でバックアップする。市長の『まるごとですか?』の意味は、地元もいくばくかの負担をして下さいということだから、地元も、何ができるか考える」として、申し込んだのだった。

それから半年ほどたったある日、区長から電話が入ったので、足を運んだ。その部屋の机上には、一枚の図面があった。区長と課長に、安井の三人で囲んだその図面は、トイレにポンプ、給水管やタンクについて、神戸市が移管を受けて所有する。従って、維持管理は市費で持つ。地元は、清掃などの運営業務を担うが、それについても、市から助成金を出すという案だった。地元の負担は、敷地の寄附と、トイレの設備等の市への移管だ。

私は、「よかった。よくやって下さった」と区長に握手を求めた。区長は、「これは、森林整備事務所長の道木所長の英断です。その他の管理は「エイヤー」で、区役所が一時期負担する事にします」という具合に、説明された。

この区長も、良い度胸をしている。区長に、「市の内部を説得するのに、苦労されたでしょう」と聞くと、あれこれとお聞かせ下さった。最後には、市内の公衆トイレよりはるかに利用率が高い事を訴え、市長から「きれいに使われていますか」と聞かれた時には、「立派なものです」と答えたそうだ。

私は、これは北畑の地域力が利いたな、と思った。まず、宗田さんの道木所長との信頼関係と友情。それに、副田さんの綿密な今までの記録と、地域での意識形成。そしてずっとこの問題を町づくりの課題として提議されて来た、中西さんの粘り。さらに加えて、北畑の団結力と登山会の融和に、美しいトイレの保持管理のための協力などがあればこそ、だ。

北畑の地域力がケヤ木の件でまとまったところへ、市長が来たという幸運もあったかも知れない。だが私は、違った目で見ている。

地域力に加え、区長が最後の定年前の方ではなかった事が、大きいと思っている。私は市長に、「定年の方でなく、区で実績を積んで本庁で出世するような人材を区長にしないと、区政が進まない。区の課題がたまっている。一つでも二つでも解決する人を任命するように」と、何回も言い続けてきたのだ。

棱野区長が大きな仕事をしてくれて、私の狙いは当たった。勝ったのは、北畑。まとまった、区民だった。