Skip to main content.

2018年 06月 19日 火曜日

垂水でも、東灘でも、議会への配慮はほとんど無かった。それでもきっと、長田局長はやって下さると、私は… そう信じたい。

「議員に5月23日にお渡しした、六甲アイランドにある六甲アイランド高校の昨年度の退学数が違っていたので、お詫びに来ました」と、教育委員会の幹部の方が来られたのは、6月15日。それは、全日制5,294名のうち、学校生活・学業不足で退学した者が10名で、そのうち5名…つまり、50%が六甲アイランド高校の生徒というデータのことだった。

写真
私が、「少し異常ではないか」と5月31日の文教こども委員会で指摘し、長田局長も「確かに、異常な数字なので、調べてみたい」と答弁してくれて、某紙も報道して下さった件で、その基礎となった資料に誤りがあり、実は5人ではなく3名だったというのである。それも、単なるうっかりミスだったそうだ。

私自身も事務能力は低い方で、この手のミスはあるので、悪意には取っていなかった。だが、私のボランティアの方が「退学した子供の名前も顔も覚えていないなんて … 何故、そんな数字を間違えるのか分からない」と言うのを聞いて、なるほど、と思った。

加えて、それであれば学校生活・学業不適の数は合計8人になるのだが、正しいという表には6名となっている。私にはどうなっているのか分からないので、次の常任委員会で質したいと思っている。

一方で、、久元喜造市長は教育委員会の垂水のいじめによる事件の調査を始めるとして、その他一連の対応について余程の思いがあったのだろう、6月13日に長田 淳教育長に対し、教育委員会の信頼回復に向けての要請という文章を出した。

内容はかなり厳しいもので、教育委員会への市民の信頼が著しく失墜しているとして、3つの措置を講じるよう、強く要請している。

私は、良い事だと強く思った。市民となり、市民側に立った目線で行政をやろうとして頑張っている姿は、いじらしい程だ。しかし、未だにその変化に気づいていない局がある。その最たる局が教育委員会だと、私は思う。

例えば、神戸市の子供の体力も学業も、政令市の中で低い方だとの数字が出ているにも関わらず、何とかしようという意識が薄く、体育の局長は堂々と低いのについて述べるばかりで、まるで他人事だった。議員に対する答弁も、のらりくらり変化球の連続だ。これでは、お互いの信頼関係は成立しようがない。

それでもきっと、長田局長はやって下さると信じたいと、今も「まだ」思っている。

ところで、昨日の地震には驚いた。先ずは、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方々にお見舞いを申し上げたい。地震に慣れるなどということは、ない。住んでいるマンションではエレベータが止まったのに、非常階段のドアが開いてなかった。学校では、連絡網の機能に問題があった。それでも、あれほどの揺れにも関わらず被害が小さかったのは、偏に耐震行政の効果が出ているのだろう。今回見付かった弱点を教訓として、予測される南海トラフ巨大地震へ、さらなる備えをしなくては。

写真