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2018年 05月 22日 火曜日

先ずは、「障碍者用の駐車スペースに駐車するな」だ。駐車する人に注意する… そんな小さな一歩から始めたい ── そう思ったのは、もう39回にもなったのかと感動した、住吉中学校野球部OB会と神戸市重度心身障害児(者)父母の会が共同で開催される運動会。

今年は、晴天の5月20日。住吉中学校グラウンドで、準備体操に始まりパン喰い競争や紅白玉入れ、大玉ころがし等、9種類の競争や演技が繰り広げられ、チアリーディングも、見事だった。さらに、似顔絵コーナーや名物の美味しい焼きそばやたい焼きまであって、本当に楽しめる運動会だった。

焼きそばやカレーライス、飲み物等は、住吉中学校の生徒さんらが本当に親切に運んで下さる。そうした子供達の活躍を、一日中立ったまま優しい目で見守っておられた山田孝雄校長は、私がイスを勧めても、「子供達が頑張っていますから」と仰って笑われるだけだった。

39年前におうけしたご相談に、私が「一日、重度障碍児のお世話をしてみては…」と提案申し上げて共進牛乳の牧場に行ってからというもの、私もずっと関わり続けている。この行事に携わっている子供達や保護者の皆さんは、大切な事を学び、考えておられる。親亡き後の障碍児(者)の問題や、ボランティアの意義。世の中には、自分が望まずとも障碍児として生まれてくる、そうした自然があるのだ。

今年も始めから終わりまで居て、民生委員の方々も仲間に入ったそこで、共に学べた。笑いと楽しさの中で、多くを学んだ一日だった。
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