Skip to main content.

2009年 08月 04日 火曜日

朝から雑務に追われて、3つ体が欲しい忙しさだが、今日はこれまで報告できていなかった、旧神戸生糸検査所の跡地利用の報告をば。

▲旧館

▲新館

4日前に視察した旧神戸生糸検査所は、市が神戸市の活性化に役立てようと、国の農林省の独立法人から約22億円で買収したもの。7,202m²の敷地には昭和2年に建築された非常に重厚な旧館と、昭和7年築の大きな新館が建っている。この度買収するに当たって、市は「都心ウォーターフロントの活性化を図る為、神戸港の発展と歩みを物語る貴重な歴史的資源として活用し、デザイン都市のシンボルとなる創造と文化の拠点とする」と発表している。が、これでは何の事か分からない。委員会で「大切な地場産業の一つである『真珠』の取引場として一部を使ったらどうか」と提案した。



▲昔の生糸検査機器

▲ホールとして活用出来そうだ
これは、兵庫県の井戸知事がドバイに行った時、世界の金の取引場がドバイにあり活気に満ち溢れていた所から、神戸を世界の真珠のメッカにしてはどうかとの提案を受けての、私の発言である。

今はそのメッカが香港に移っているが、6年前のSARS禍の際、香港では多くのイベントが中止された。その時に私から矢田市長へ情報が伝わり、市長が素早く動いた結果、六甲アイランドに真珠のイベントを移す事に成功。その後、現在も同イベントは神戸で続いている。近々真珠市会議員懇談会も発足しようとしている事から、この会館の一部をそれらのイベント及び取引場とするように提案したのである。早速、企画局も前向きに考えてくれるようだ。


▲O社長と大いに盛り上がる
その後、ファッション業界のリーダーであるO社長が事務所にお越しになられたのでこの事を伝えると「それはいい事だ、例えば生活文化産業会館として神戸の誇るファッション産業、酒造産業、洋菓子、ケミカルシューズ等あらゆる関連の取引やイベントの会場にすればいい」とのご意見を頂いた。こうやって神戸が活気付いて行くのは、実に面白い。