井戸候補の政談演説会が御影公会堂で開かれたのは、30日午後6時から。私も、微力を捧げて、多くの方々に候補の訴えを聞いて欲しいとお声がけ申し上げた。同時に、新しくなった御影公会堂を御覧頂きたかった。お陰様で、400人を超す盛況となり、嬉しく思い、始めに前座として、嘉納治五郎コーナーの案内など館内のご案内を申し上げた。
定刻6時に始まった演説会の司会は、高橋しんご県会副議長が司った。先ず、井戸候補の後援会、新生兵庫をつくる会の高嶋良平東灘区支部長が演説された。この方はいつも、本気で、皆が思っている事を言い当てられる感がある。
私は、関西広域連合で井戸候補と共に目的を持って働いた。そして、彼が好きになったとお話しした。それは、高い理想を掲げて闘っているからだ。日本を東京一極主義にさせない為に、関西が一丸となって対抗しようと立ち上がった ─ それが、関西広域連合の型になっている。しかし、まだ十年経っておらず、ヨチヨチ歩きだ。だから、私は彼の引退を聞いた時、それは無責任だと思ったし、関西広域連合は失敗するとまで思った。そこで私は、微力を捧げる事にした、と皆さんにお話しした。
確かに一杯になった会場では、二階もかなり座っていた。私は、ふと、落選した荻坂元議員の言葉を思い出した。「安井さん。私は、人を信じられなくなった」…しかし私は、気を取り直した。迫った投開票日を前に、わざわざ来て下さった方に、もっともっと感謝しようと、そう思い直したのだった。
▲ 演説会で ─ 井戸敏三候補と、熱心に聞き入っておられる、会場を埋めた方々