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2017年 05月 05日 金曜日

女性の位置づけを未来に向かって変える、大きな原動力となったようだと、そう思って頷いたのは… 地域が愛するマドンナでもある馬場喜美代さんが呼びかけられた、女子会のこと。

ゴールデンウイークに入ると、東灘区はだんじり一色となって、老いも若きも一体となってだんじりを楽しむ。遠くで働いている方も、嫁に行かれた方も、帰って来られて昔に戻る。その中で文化が醸され、伝統が生まれる ─ そんなだんじり祭りに参加する女性達が増えている。

だんじりの左右にある、棒端に立つ姿。ある時は、だんじりの先頭に立って盛り上げている。そんな女性達が集って女性会を作ろうと話しが進んだのだが、その中心となられているのが、馬場さんだ。

先日、そんな動きの初めの一歩で、弓場会館に各町の女性リーダーが集い、懇親を深める女子会が持たれた。会の集まりを持つにあたっては、各町の男性方からいろいろな差し入れがあった。

馬場さんは大変気を遣って、中には、幼い子供さんを抱えた方にお土産を渡したり、入口に陣取った高嶋会長や鎌田会長、私や浜田さん他、10人の男性達にも差し入れの御裾分けをされていた。細かい配慮を見せるこの方は、市長の集まりで司会をしたり、御影公会堂のオープニングの司会をして下さったりと、地域が愛するマドンナでもある。

御影のだんじり11基のうち、まだ女性が参加していないのは3基で、それは昔からの伝統によるらしい。中には、宮入には乗せないなど、対応にもいろいろある。この方面に詳しい高嶋会長が、「昔は酒屋の杜氏は男性社会だったが、今や女性が進出している。寿司の板場も女性はダメだったが、進出してきている。これからは、よく考えて行こう」と発言されたのに、皆さん納得。

これは御影の女性の位置づけが変わる一歩だが、ひいては、東灘区、そして神戸全体へ、女性の存在がようやく、21世紀のそれとして花開いて行く時代になって行く ─ そんな、希望を感じた女子会だった。
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▲ 女子会に集まられた皆さん
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▲ 別室で、差し入れをした男性群や高嶋会長とともに