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2017年 04月 28日 金曜日

今の私の楽しみ、先行きの願いの一つは、既に叶った嘉納治五郎のそれとはまた別な「ミュージアム」の実現である。それも… あの、往年のロックスター「ビートルズ」のミュージアム。というのは、今を遡ること1年ほど前。ある方 ─ Tさんから、神戸にビートルズのミュージアムを持って来たいと連絡があった。横浜市も積極的に動いているので、神戸に頑張って欲しいと仰るので、私は市に働きかけて、神戸市にふさわしい、世界に向けたビートルズミュージアムを、と要望したのだ。

ところが、神戸市もすでに情報を入手していて、市長の要望で企画調整局が東京で交渉を行っていた。私の情報源とは別のようだったので、当局の交渉の障害になってはいけないと思い、私の情報を通知したうえで、私は手を引いた。

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リーフレット表紙(PDF1.3MBへリンク)
どうなったかなぁ、と思っていたら、そういう経緯があったからだろう、「THE PENNYLANE KOBE」がデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)にオープンするとの知らせてくださったのだ。あの、世界のビートルズの資料室というか記念室というか … ビートルズを愛する世界中の人々のアンテナ室が、神戸にできることになったのである。

神戸市企画調整局政策企画部は、見事に手柄を上げてくれた。だが、内容を見ると、私が思い描いていた「ミュージアム」と呼べる大きな構想とは違っていた。どうやら、コーヒーを飲みながらビートルズの関連グッズを楽しんだり、音楽を聴いたりする趣味のスペース程度らしい。そこで、担当者に聞いてみると、「これはまず第一歩で、様子を見て、議員の目指すようなミュージアムに向かって行くかも知れません。民間の、しっかりされている千雅商事さんが、そのへんの判断をして下さると思っています」との事だった。

神戸市も、「出来るだけ協力する」とのことで、ビートルズの出身地、イギリスのリバプール市と組んで、音楽のみならず、広く文化・芸術・産業等、都市間で交流したり、リバプール市を実際に走っていたロンドンバスを走らせようかといったことを考えている模様。実現を今から、楽しみにしている。
KIITO外観とミュージアムイメージ
リーフレット裏部分(PDF1.3MBへリンク)