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2009年 08月 02日 日曜日

午前10時からもり山氏の会合。午後2時からは「医療政策討論会」が兵庫県医師会館で行われ、列席。これがなかなか楽しかった。誰に医療政策を託せるかという命題で、討論する衆議院議員には… 自由民主党から「もり山正仁氏・西村康稔氏」、民主党から「土肥隆一氏・松本剛氏」、公明党から「冬柴鐵三氏」の5人が出席。今は詳しく書けないので、後日。それにしても、民主党はもっと勉強するべきではないか。神戸が新型インフルエンザでどれだけの風評被害にあったか、また日本の持つ国民皆保険がどれだけ立派で器用なものであるか ─ その保険制度を守る為に知恵がいる。民主党の政策で「本当にできるのか?」と頭を捻るのだが、詳しくはいずれまた、改めて。


▲説明を受ける議員団
ところで、3日前にもこのブログで少しふれたが、神戸市が世界に誇る「次世代スーパーコンピューター」施設の建設状況を視察した。ポートアイランド2期の南西に位置し、平成22年5月に竣工予定。延べ床面積約10500平方メートル、建築面積4300平方メートル、鉄骨造り地上3階、地下1階建。研究棟の延べ床面積約9000平方メートル、建築面積1800平方メートル、鉄骨造り地上6階、地下1階。総工費1,100億円。現在、大林組が中心となって工事が進んでいる。


▲建設現場に立つ

▲中は柱を使わない構造
このスーパーコンピューターは、計算科学技術を発展させると共に、広範囲の分野の研究及び、産業における利用の為の基盤を提供し、日本の競争力を高め長期的な国家戦略の一役を担う事を目標としている。つまり、このコンピューターをいろいろな企業が使うことで、技術開発をし、科学技術・医療・薬品等、広範囲の分野で世界をリードし続けられるようにしようとしている。

本計画を神戸に持ち込むべく、神戸の持つ政治力に加え、もり山正仁氏と赤羽かずよし氏が力を貸して下さった。私も何回か東京へ陳情したが、最後は仙台と筑波との争いで、神戸が勝った。アメリカも追い上げていて、完成時がわずか1年しか違わないが、その時点での世界最速は果たしてアメリカか神戸か。「世界への発信に向けて、必ずや世界一でなければならない」と、委員会で企画調整局々長も我々も、誓い合った。

冷静な平野昌司団長からは「できたは良いが、使いこなす技術者と利用する企業はあるのか?」と、ごもっともな質問。局長は力強く「あります。全力を傾けます。既に一部の企業が言ってきています」と答えていた。とにかく、完成が間近になると、楽しくなる。使われるコンピュータのみならず、使う人もその内容でも、目指すべきは世界一なのだ。