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2017年 04月 18日 火曜日

戦災にも耐え、大震災では看護師5人もお亡くなりになられたが、その役目を果たし続けられたのは… およそ83年前に、人間愛の精神に基づき、病人を本位とした「悩める病人のための病院たらん」として創立された、甲南病院。

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実は今日、4月18日火曜日に、甲南病院の具病院長の診察を受けたのだ。私の健康を守って下さっている住吉の河原先生のお薦めで、紹介状を頂いてのことだ。

とある内臓の数値が上がったので、MRIを受ける必要があるかどうかを判断するための受診で、足立ボランティアが付き添ってくれた。

多少なりと、甲南病院の現地建て替えを応援している者として最後の様子を見たいと思っていたから、丁度良かった。平生釟三郎が昭和9年6月1日に創立した病院だけに、成る程、建て替えが必要とすぐに分かるほど、かなりの老朽化が進んでいた。

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患者さんたちで混雑していたが、職員は手早く対応されていた。お手洗いは数が少ないのか、人が並んでいる。待ち合いにもなっている廊下は狭くm風格は立派だが、機能面では今や、最低になっていると言って良いだろう。

具病院長にお会いして、私は、市民への奉仕の精神に感銘を受けた。私は、具病院長と苦労を共にすると決めた。建て替え工事は今年から始まり、2021年に完成する予定だという。完成するまで、私は応援する。私は、平生釟三郎を尊敬しているからだ。新生甲南病院にも平生イズムを受け継いでほしいと、狭い廊下の待ち合い椅子に腰掛けて、祈ったのだった。
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