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2017年 04月 07日 金曜日

良い事と残念な事が同じ日にある ─ 皆さん、そんな経験がおありだろう。私がそんな日を過ごしたのは… 4月1日。最初は、今年で39年目を迎えた、笹部桜でも知られる桜守公園(岡本南公園)での観桜会。この公園をつくるために微力を尽くした私は、毎年語り部として、笹部博士が91才で岡本で他界された事等、桜にかけた桜男の生涯を語って来た。

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会長は甲南大学の学長先生で、地域と深くつながっている。ところが、肝心の私の話しになった時、PAが故障して使えなくなった。語れずにバタバタしたのだが、設備を任された会社の社員はいない。初めの5分位はいて欲しかったが、設置したまま帰ってしまっていたのだ。この10年くらいずっと、設置してすぐ帰っているらしい。

テントを含めて数万円を支払っていると聞いたが、役立たなかったモノに借用費がかかるとは … このような業界では、それが常識なのだろうか。使えないモノを置いていったのは、ゴミを置いていったのと一緒。人々の期待を裏切るのだから、心にもゴミを撒いてしまう。

もし、今回のような不具合があったらどうするのか調べてみたいと思い、市に聞いてみると「普通は見届けて帰っていますが、業者のマナーの問題でしょうかねぇ」との答え。なにしろ、行事をしているのは機械に弱い高齢者ばかり。もしもの時に助けは無い。桜の開花も4分咲きだったのに、輪をかけて盛り上がりに水をかけたようになってしまった。写真が「トホホな顔」なのは、そういう経緯だ。

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ところで、その4月1日は、私の誕生日でもあったので、多くの方々から、お祝いのメッセージを頂戴し、大きなケーキも頂いた。お馴染みの富士屋さんは、わざわざ三田から肉を買って来て、私の親しい方々にステーキをふるまわれた。足立にはワインを用意して下さる等、お心遣いが本当に有難く、心から楽しめた。まさに「禍福は糾える縄の如し」で、エイプリルフールよろしく、ウソのように吉凶入り交じった一日だった。
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