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2017年 03月 14日 火曜日

ささやかだけど、大きい ─ そんな矛盾していそうで、矛盾のない感想を抱いたのは… 藤澤福男さんの誕生日会。御年97才になられるのは3月12日だが、お馴染みのお好み焼き屋「富士屋」で、前日の3月11日に開かれたのだ。

企画は足立真澄ボランティアで、日頃から仲良く個人的な付き合いをされている方々と、割り勘。メンバーは大谷幸正さん、長谷川達也さん、清家久樹さん、高嶋良平さん、足立真澄さん、そして、私だ。藤澤さんはこれらの人々が大好きらしく、会話ではいつも、名前を出される。

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大谷さんはとは同郷で、小学校の後輩だそうだ。
長谷川さんと清家久樹さんは、藤澤さんが神戸市自治会連絡協議会の会長を、また二期にわたって選挙管理委員をされた時にもいろいろと仲良くして、信頼されるようになったのだという。
高嶋さんは、藤澤さんが苦労して作り上げた東灘区最大の御影まちづくり協議会の会長を引き継いで、御影のために働いて下さっている。
そして、我が足立ボランティアさんは、まるで自分の父親のように思って気を配り、「ボケておられず、耳もしっかりしてる」と喜びながら、いつも会合に引っ張り出そうとする。

誕生日会は、本当に穏やかに進んだ。いろいろな雑談の中で、話題の御影公会堂が一番いい方向に進んでいて、御影の人々も市長も喜んでいると皆が褒めたたえる中で、長谷川さんが、御影自治連絡協議会に委託する前提として、それまでしっかりと管理下さった方々に感謝を込めて、管理を変えるのに公募まで持って行く話し合いが、丁寧にていねいにと、徹夜になったと聞かされて、いろいろな人々のお世話になったのだと、心打たれた。

優しい富士屋さんご一家は、藤澤さんのために秘かにケーキを用意しておいて下さった。藤澤さんは、子供のように高揚したご表情で「フーッ!」と、97本のローソクを吹き消された。
この方は、まさにローソクのように我が身を燃やして世に明かりを与える ─ そんな人生を送ってこられたのだ、と思った。真の意味で、大きな誕生日会だった。
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