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2017年 01月 17日 火曜日

六甲アイランドの人々や市民の皆様のお役に少し立ったとほっとしたのは… 関西広域連合 第16回産業環境常任委員会での、廃棄物についての質疑でのこと。

関西広域連合本部事務局大会議室で平成29年1月14日土曜日午後3時15分から開催された同会議、議題は色々とあったが、私は、三点に注力した。

先ず、井戸連合長に対して、「神戸新聞で、関西広域連合について、『大きな目的の一つである国からの権限移譲が、実は少しも出来ていない』との批判記事が大きく報じられた件について、その感想を伺うとともに、
「記事の内容はその通りだと思うが、70年間の官僚制度との戦いで、その困難なことは承知の上であり、たった6年でやれるとは、私も思っていない。しかし、関西広域連合はその中で、最大に政府に圧力をかけており、副首都としての役割を果たすために、府県を超えて一致団結をし、日本で初めての社会実験を行おうとしている。私も、その一員として誇りを持って頑張っているが、どう考えているのか」
と質した。これをうけて井戸連合長は、
「まったく同感で、一つのことだけをあげてダメだと言われると、困る。どこかで説明し、指摘したいと考えている」
と、熱意を込めて語ってくださった。
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井戸連合長のお声がけで出来た関西広域連合だけに、慎重確実に歩みたいし、今が大切な時期である事は、構成メンバーを見ても十分理解出来る。何とか成功するための基礎作りには、あと5〜6年は必要ではないかと、私は思っている。

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二つ目に質したのは、南海トラフ地震について。「絶対にあるとの認識が示されたのは良く承知しているが、被害予想が甘いのではないか」と、懸念していたところを突いてみた。これに対しては、
「減災のための過程を示したもので、今発生したとすれば、政府や故 貝原前知事の予想のようになるかも知れない」
と説明され、承知した。

次いで、その他案件の中で、一般廃棄物の適正処理に関する今後の取り組みについての報告があった。これは、私が声を大にして、大阪港フェニックスへの廃棄の検査体制と広域処理について訴えてきた件だ。結果については、三日月知事を中心に広域連合が良く研究し、検討してくれたお蔭であるが、検査回数を増やすと共に、各搬出団体の公表の有無を問わず、自主検査の回数増や強化を、とお願いした。

特筆すべきは、府県市の担当者・課長会を結成し、連絡を取り合って助けあって行く ─ つまり、廃棄物については広域で責任をもって、市民を守って行く体制が組まれた事である。これは発言者として嬉しく、この会議でもほっとした一瞬だった。