平成30年度以降の役員構成についてが議題の、今年最後の関西広域連合議会の理事会でのことだ。12月22日午後3時からの同理事会だが、この件はもう何回も議論してきている。たしかに大切なことではあるが、問題を長引かせたり、大きくしない方がいい。
▲ もっと大事なことがある
ところが、今回の理事もまた、同じことの繰り返しだった。議長が順番に意見を聞いて下さり、2つの県を除いて、皆さんは議長案に賛成して前に進めようとして下さる。ところが、理事会はできるだけ全員一致を目指すとあるために、関西広域連合は府県が中心だとの主張について、信念だとまで主張されると、私達政令市にはとうてい受け入れられない。規約にも、今までの議論でも、そんな説は聞いたことがない。議長さんの御苦労に、申し訳なく思ってしまう。
最後の6周年記念パーティーでは、政令市を持たない県会議員さんも私に理解を示して下さり、ある県議さんなどは、策まで授けて下さった。いい方だ。冒頭でお見通しだったと書いた、政令市を持たないご高齢の県議さんであるが、立場を超えて理想に向かっておられるのだ。
その時、その県議さんは、「政令市も、あつかましいことを言ってはおられない。仲良くするだけでなく、それくらいはしないと、政令市も立場がないでしょう」と仰った。まったく、その通り。そのうしろ姿が、とても素敵に見えたのだった。