Skip to main content.

2016年 12月 27日 火曜日

役職にこだわっているのではなく、私の次の議員がもっと大きな要求をしないように。こんなことで前進を遅らせてはならないと私は考えているのだが、そんな私の気持ちをお見通しだったのが… ご高齢の某県議さん。

平成30年度以降の役員構成についてが議題の、今年最後の関西広域連合議会の理事会でのことだ。12月22日午後3時からの同理事会だが、この件はもう何回も議論してきている。たしかに大切なことではあるが、問題を長引かせたり、大きくしない方がいい。

写真
▲ もっと大事なことがある
府県と政令市の間に亀裂が入って、大きなものを失なってはならないと、私は何回も訴えている。役職より、もっと大きな目標に向かって、皆で果たすべき仕事がある。私は、そのために最低限のお願いをしている。他の政令市の代表の方も、それを心得て、ご協力下さっている。

ところが、今回の理事もまた、同じことの繰り返しだった。議長が順番に意見を聞いて下さり、2つの県を除いて、皆さんは議長案に賛成して前に進めようとして下さる。ところが、理事会はできるだけ全員一致を目指すとあるために、関西広域連合は府県が中心だとの主張について、信念だとまで主張されると、私達政令市にはとうてい受け入れられない。規約にも、今までの議論でも、そんな説は聞いたことがない。議長さんの御苦労に、申し訳なく思ってしまう。

最後の6周年記念パーティーでは、政令市を持たない県会議員さんも私に理解を示して下さり、ある県議さんなどは、策まで授けて下さった。いい方だ。冒頭でお見通しだったと書いた、政令市を持たないご高齢の県議さんであるが、立場を超えて理想に向かっておられるのだ。

その時、その県議さんは、「政令市も、あつかましいことを言ってはおられない。仲良くするだけでなく、それくらいはしないと、政令市も立場がないでしょう」と仰った。まったく、その通り。そのうしろ姿が、とても素敵に見えたのだった。