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2016年 11月 29日 火曜日

隣の議員が、「やればできるやん」と、思わず言った。そう、この件、実は話題になったことがあった。それは… 本会議場の市章の下に大きなスクリーンを張って、様々な情報を表示すること。この一例によらず、我々にもいろいろと勉強になった、いい企画だったと実感したのは、神戸市会の本会議場を使用して11月26日午前9時30分より行われた、模擬国連世界大会の経済社会理事会(ECOSOC)。

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待望の模擬国連世界大会は、神戸市外国語大学創立70周年、また日本の国連加盟60周年を祝い、記念行事として外大の関係者が苦労をして誘致したもので、活気ある企画といえる。日本中に神戸外大ここにありと、見栄を切ることができたのはさておき、少なくとも、今年は18才以上の方々に選挙権ができた年だけに、政治への関心を高めるのに役だったと思うし、さらには、世界の問題に対峙し、安全と平和を保つ上で、語学がすべての基礎であると示せたのである。

私は絶対に出席すると決めていたので、9時10分に傍聴入った。外大の職員の方々や市会事務局の面々も、休みにもかかわらず出席し、見守っていた。彼らにしてみれば自分の職場をお貸しするわけだが、心配してではなく、成功を祈っていると分かる表情で見守っていた。

参加国44ヵ国・88名の大使団に相当する学生代表が参加し、「災害リスクの軽減と防災促進による、災害に強い社会の構築」をテーマにして、真剣に議論。議員33名も、2階の傍聴席に座って興味深く傍聴していた。

大会は本当に興味深いものだった。例えば、我々は議長や委員長権限でやる「休憩時間を10分にするか15分にするか」で、賛否を取る。我々の場合は、文章をいじって賛意を得たり、廃案にするなど工夫をするのだが、出来るだけ満場一致を目指すために、反対が一国というように少数の時は、満場一致としようとして、満場一致という決議とするといった具合だ。

難を言うとすれば、同時通訳が少し緊張気味だっただくらいだろうか。苦労してくれた梅村前神戸市会事務局長の姿が見えなかったのが、いい意味で彼らしいと思いながら、いつもと違った本会議場から、笑顔で退席したのだった。