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2016年 11月 18日 金曜日

客の情報は、警察では番号で … 例えば、4なら前科があるというように、仲間内の隠語を使う。人の事を言うのなら、一度研究されてはどうだろうか、とすら思ったのは… 以前、このブログでベタ褒めした、兵庫県予防医学協会のこと。世界一のシステムで、このシステムを輸出してはと提案すらした、あそこである。

11月15日午前8時25分、私はその予防医学協会に入って、受付を済ませたのだが、そこで待たされること30分。偶然、受付で仲間のAさんが後ろに座った。会社ぐるみで毎年来ているAさんも、「今日はえらく待たすなぁ」。私は、「ここは素晴らしいところで、内部でよくミーティングをしていて、立派ですよ。多くの命が救われている、大切な社会の装置だ」と、自分のことのように自慢した。

30分後、システムに乗って事が進みだした。以前よりよりサービスが充実し、カルテを職員の方が運んで下さり、親切に案内してもくださるのだ。これなら誰も迷わないし、質問も激減したに違いない。本当にスムーズに行ったが、胃の検診でつまってしまい、約40分待ち。それまでの努力が、まったくの無駄になってしまった。

さらに、私の後だったAさんの順が先になり、私より早く終わって帰って行った。多分、カルテの置き方の違いかもしれない。自分のカルテが一番下になるのをイライラしながら待っていると、40分も経った頃、やっと私のカルテを女性職員が手に取った。私の名前を呼んで下さると思っていたら、黒い服の方がその職員に話しかけた。きっと何かのトラブルだったのだろう、二人は部屋に消えた。

私より後の人が先に行った上に、仕事が遅い。私のカルテを持って、ウロウロ。出てきてからも、また打ち合わせをしているようなので、私は思わず「しゃべらずに仕事をしろ」と言ってしまった。

やっと名前を呼んでいただいたが、今度は検査技師に何かヒソヒソ。明らかに、私のことを言っている。私は、技師の方を見つめた。技師の方が「何か」と聞くので、つい「私の悪口だったら、聞こえないように言え!!」と怒鳴ったが、その返事で、理由が分かった。「女性職員が、『怒っている』と言ったのです」と言うのである。私は、黙った。せめて、急いでさしあげて下さい、くらいは言って欲しかったと思っていたのだが、もういいと諦め、虚しかった。

私には、3年越しの大切な仕事があって、どうしても11時には東明に行かねばならなかった。それならもっと早く入ればいいと言われるかも知れないが、受付開始は8時30分。早く入れて下さるなら、私は7時にだって行っていただろう。しかも、8時25分でも既に、待合室は一杯。例えそうでも、例年は見事に1時間半で終わっていたのに、今回は2時間待ちだったのだ。やっと終わったのが、10時55分。食事の500円券をいただきはしたが、使う暇などなく、東明に車で駆け付けたのが、11時10分。10分遅刻した私を、地区の方々が優しくお迎え下さったのに、救われた気分だった。

兵庫県予防医学協会は、システムとしては世界一と言いたいほどのレベルに達した。だが、ならばそこに携わる人々もまた、そうあって欲しいものである。