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2016年 11月 08日 火曜日

その日、神戸の仲間4人で昼食をとっていると、議長の徳島県議、西沢さんが、にこやかに私に近づいて来られて、「安井さん、今日の件宜しくね」と仰る。私が… 「理解して下さるのなら、何も申しませんよ」と答えると、「だいたい理解してくれていると思います」として、議長の思いを語られた。私は、すべてを承知したが、その間、わずか2分。

それは、前にも当ブログに書いたが、私が一年掛かりで要求を続けている、関西広域連合議会における平成30年度以降の役員構成について、いよいよ理事会で決着をつける日のことだ。

これは、現在、常任委員会の委員長を府県会議員が占めており、政令市の議員は副委員長止まりなのだが、これを、政令市も委員長を務めることができるよう要求しているもので、私は、ポストより公正さについて、訴えていたのだ。

これに対しての、「府県議員の人口は前から決まっている」とか、「政令市を控えていない府県は機会がない」「ドクターヘリに関わっていない」といった拒否理由は、私には理解できない。

はじめから政令市は、府県と平等の立場で広域連合議会に加わっている。しかし、府県議員の数が多いので、議長・副議長は今は要求しないと、それは謙虚なものだった。理事会は、会にさきだち、意見集約のために、構成する12の自治体からアンケートを取ってくれた。それによると、意外にも、神戸の意見を理解してくれている結果が出ていた。

それでも私は、「また理事会でひとモメするのか」と、不安で、11月5日は、少し気の重い足取りで議会に向かったのだ。例えモメても、心配している府県と政令市の亀裂は、できないようにしなければと思っていた。ところが、いよいよ理事会に入ると、西沢議長が1時間半用意されたのに、私の発言など、計25分で終わったのだ。

帰路の車中、この件で助けて下さった神戸市会事務局の近都課長が「先生、正論が通りましたね。あの議長も、いい人ですね」と、ポツリと言った。私も、そう思った。いい日だった。

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