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2016年 10月 14日 金曜日

道程は遠いが、府県議員と政令指定都市議員で、お互いに同床同夢の関西広域連合議会を目指せれば、と願っているのは… 「関西広域連合の2つある分野別常任委員会の委員長ポストに、政令市を入れるべき」という神戸市の訴えのこと。

関西広域連合議会が大阪で開催された10月8日、土曜日。理事会と総務委員会が行われた当日の理事会は、藤原議員がご出席下さった。理事会が終わると、藤原議員が、「神戸市の訴えに、かなり同調してくれています」と、あるペーパーを笑顔で示してくれた。

それは、神戸市の主張についてのこと。現在は副委員長までで、委員長ポストは府県議員になっている。関西広域連合議会は、何かと府県中心になりがちであり、議員数も多いのは分かるが、議会に加入している以上、ポストは公平にあるべきだと主張しているのだ。

私が、当初 … 関西広域連合議会に入れて頂いた頃、連合議会事務局の文章の中に、「政令市の取り扱いは…」となっていた。多分、府県の職員の方は、府県下の市町村について、そのような感性で当たっておられるのだろう、と思った。

2つの委員長ポストに関して、私と藤原議員は、丁寧に理事会で訴え続けた。私たちは、議長・副議長について主張しているのではない。政令市に直結する常任委員会では、その立場が必要だと思っているのだ。

訴えた当初、府県議員は冷たかった。前からの約束があるとか、ドクターヘリコプターに関与していないとか、理由はいくつかあった。それが、この件での府県議員のアンケート調査結果が理事会に示され、それを見ると、政令市の主張が認められる方向が見えて来たようだった。

神戸市の私は、ホッとした。私が最も恐れたのは、府県議員と政令市議員の間に亀裂ができ、それが広まって政令市の離脱の議論に発展しないか、だった。亀裂を生むぐらいなら、ポストなんかどうでもいいとさえ思っていた。だから、控え目な要求にしたのだ。むしろ、理解しあって、この関西広域連合という社会実験を成功させ、政府に権限を委譲させて、民意に近いところで政策が実現できるようにしたいのだ。

それが成就する頃には私はいないと思っているが、そうしたシステムをつくり始めたいのである。井戸連合長も、その思いから打って出た事だろう。私は、そのロマンに乗って、微力をささげたいと思っている。
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