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2016年 09月 27日 火曜日

小学校の体育館で行われた記念式典に出席された方々 ─ その数、なんと約28,000人。住吉学園の… 凄さたるや、推して知るべし。それは、他でもない、第103回尚歯会のことだ。

住吉小学校で行われた今回の催し、尚歯会には、私も御招待をいただいたが、思えば、これまで26年間お招き頂けず、呼んで頂けるようになって3回目であった。

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▲当日、校門脇で
私は、住吉学園のリーダーの判断に敬意を表している。当日、住吉小学校の正門は人々でごったがえし、警察官や地域の交通整理の方々が、汗ダクで交通整理をなさっておいでだった。

集われたのは、住吉学園が高齢者に進呈される御礼の品を受け取られる方々と、子供たちなど。皆さん、ニコニコしながら持って帰られるその様子に、大変楽しみにしておられたのだなぁと、私までほのぼの。

式典が始まると、まず、住吉学園の竹田 統新理事長がご挨拶に立たれた。「この尚歯会は、明治44年の住吉小学校での第1回に始まり、戦争と震災で欠けましたが、今回で103回になります」と歴史を語られ、住吉の高齢者が敬われて、この会も楽しんで下さるようにと、力一杯企画したと仰り、今年は市の開港150周年に協力して、住吉公園で有名歌手を呼んで、歌謡コンサートと大盆踊り大会をすると宣言された。

ご自分では「あがっている」とおっしゃっていたが、嫌味の無い、実にさわやかなご挨拶だった。

次いで壇上に立った東灘区長は、中味の濃いスピーチ。「住吉の宝は、高齢者の知恵が大切に受け継がれていることだ」との話しには、その通りだと思った。

ただ、私が残念だったのは、竹田 統理事長や区長の挨拶の途中に、ニコニコ挨拶をしながら、堂々と横切りながら入ってきた議員が二人もいたことだ。せめて、挨拶が終わるまで入口で待って聞くぐらいのマナーは欲しい。そんなことなら、また、議員の数を絞ればいい…とすら思った。議員のための会ではないのだから。

熱中症予防もあってか、会場では、小学校の生徒さんが、水をご高齢の方々に配っている。皆、「ありがとう」と言ってお飲みになる。私も、二杯も頂いたが、美味しかった。

ご高齢の皆さんにあわせて「高校三年生」や「青い山脈」等、懐メロのメドレーを演奏した住吉中学校吹奏楽部も、素晴らしかった。中学生にしてみれば、まったく縁がない楽曲であるだけに、思いやりが伝わるというものだ。これからも、この西日本一の尚歯会は続くと、信じるに足る催しだった。