普通、視察を受け入れるのはいやなものだが、今回はまったく違い、局長、園長をはじめ、沢山の職員の方々が出迎えて下さった。
東野園長が、「3つの特色を活かして、多くの人々に来て頂くよう頑張っています」と力一杯の説明をして下さる。それは、
- 市民の花である、紫陽花。約350品種5万本の紫陽花は、日本でも有数である。
- 国内、海外の樹木1,200種で森林を形づくる、国内最大級の樹木植物園
- キノコ展等のイベントを組んで、常に新鮮さを出して、注目を集める。
今回は特に、県立御影高等学校環境科学部生物班の応援を得て、素晴らしい展示会をしていた。
こうして、この不便な地で、年間約23万人を集めているが、これをもっと増やそうと努力を重ねておられるのである。
ふと、昔、王子動物園に亀井一成という、多くの人々を集めて下さった有名人がいたことを思い出した。意欲と誠意が感じられた東野園長にも、そうなって欲しい。私が話したにこやかな女性は、副園長だと知った。北海道で樹木医をやっておられた方で、つまり、ヘッドハンティングをしているのだ。神戸森林植物園をこよなく愛しておられると分かる。いいことだ。
外郭団体だから出来るこの森林一家は、本当に団結して、変化をもたらそうとしている。来て良かった。私は、若い議員に言った。
「この植物園で100万円の予算を削ったら、血の滲むような努力がいる。むしろ、予算を増やすべきだ」
と。
▲ 資料画像
春夏秋冬に合わせて行事を打ち続ける森林一家に、拍手と応援をしようと思う。若い議員にも理解してもらえたかは分からないが、うなずいていた。今は、分からなくてもいい。いつか、議会がチェック機能だけでなく、応援団にもなることを。そしてそれが、結果的に市民のためになると、分かってくれるだろう。
いい勉強になった。秋の紅葉のライトアップ行事には、必ず行くと決めた。皆さんにも、是非行っていただきたいと願っている。
▲ 資料画像 紅葉の森林植物園 2006年11月撮影