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2016年 08月 26日 金曜日

始まって以来5年を経て続いているその大会は、子供達に夢と希望を与え、多くを学ぶ場にもなってきた。何故なら… ほとんどの子が、生まれて初めて、公式の対抗試合を経験するからだ。

少年野球大会、やまびこ杯が開催されたのは、去る8月21日の午後2時から。小学3年生以下の13校の子供達が、六甲アイランドグラウンドに集まってが行われた。
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恐らく、神戸市内で最も低い学年の大会だと思う。みんなかわいらしいが、堂々たる行進。将来の夢を見ながら、しっかりと手足を上げて進む野球小僧たちは、真剣そのものだった。

このグラウンドの誕生には、灘区と東灘区の少年野球チーム約1,300人の後押しがあった。灘区の吉田基毅元市議も加わり、私も微力を注ぎ、実現した。

きっかけは、寄せられた「グラウンドが少ない」との声。神戸市みなと総局が20年経っても売れない8,483平米の土地を、「売れるまで」という制限つきながら、グラウンド用地として無料貸与してくれたのみならず、ネットを張り巡らしてまで下さったのが、5年前だ。

また、みなと総局は、グラウンド化にあたり、野球だけでなく他のスポーツにも開放したいと願っていた。フットサルなどの日本スポーツ夢クラブも使っていて、優れた戦績を積み重ねている。市長も喜んで、8月26日には、市長室に呼んで下さった。

子供達は、「グラウンドをつくって下さったお礼を申し上げたい」と言っている。少年野球の方は、グラウンドの管理のほとんどを任されている。そんな六甲アイランド少年野球チームの指導者が、何と優しい配慮だろう、対抗試合にめぐまれない低学年のために大会を企画されたのが、5年続いている少年野球大会「やまびこ杯」だ。

こうした大会開催など、売れなかった土地は今、おおいに子供達の役に立っている。そして、その土地に込めた、魂。いつも一生懸命お世話をして下さっている、六甲アイランドチームの指導者や保護者の皆さん … 本当に、立派なボランティアでおられる。

私も、その中の一員であることに誇りを感じている。
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